ヤマウHD、26年3月期は減収減益 橋梁関連事業低迷で利益圧迫

 8日、ヤマウホールディングス(株)(本社:福岡市中央区、有田徹也代表)は2026年3月期連結決算を発表した。売上高は212億4,300万円(前期比7.0%減)、営業利益は35億4,400万円(同0.6%減)、経常利益は35億1,400万円(同4.4%減)、当期純利益は22億1,200万円(同8.1%減)の減収減益となった。 

 決算要因を見ると、主力のコンクリート製品製造・販売事業は、売上高121億6,700万円(前期比3.6%減)となったものの、高騰する資材・原材料費などの販売価格転嫁や製造原価低減に取り組んだ結果、セグメント利益は26億円(同3.3%増)となった。 

 一方、橋梁・高架道路用伸縮装置の製造・販売・設置工事事業は、ここ数年続いていた大口特需案件が終了したことに加え、大阪・関西万博開催にともなう道路交通規制の影響で大阪周辺自治体の発注量が減少。売上高は20億6,600万円(前期比27.6%減)まで落ち込み、のれん償却後のセグメント損失は1億9,600万円(前期は1億2,300万円の営業利益)となり、全社減益の主因となった。 

 そのほか、水門・堰の製造および施工ならびに保守事業は売上高40億円(前期比9.6%減)、セグメント利益5億6,100万円(同1.7%増)、地質調査・コンサルタント業務および土木工事事業は売上高19億6,500万円(同3.0%増)、セグメント利益2億2,200万円(同102.0%増)となった。また、コンクリート構造物の点検・調査、補修工事事業も売上高8億3,700万円(同7.3%増)、セグメント利益1億9,800万円(同92.9%増)と好調だった。 

 また、利益面では、販売価格への転嫁や製造・工事原価低減、一般管理費削減に取り組んだものの、営業外費用として貸倒引当金繰入額1億3,100万円、固定資産除却損6,200万円を計上したことも利益を押し下げた。 

 27年3月期の業績予想としては、売上高222億円(前期比4.5%増)、営業利益35億2,000万円(同0.7%減)、経常利益36億円(同2.4%増)、当期純利益22億5,000万円(同1.7%増)を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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