20日、武雄アジア大学や佐賀女子短期大学などを運営する(学)旭学園(佐賀市)は、理事長・内田信子氏が辞任し、新理事長に溝上泰弘氏が就任することを発表した。
溝上氏は、佐賀県・福岡県を中心に溝上薬局(調剤薬局)やドラッグストアなどを約70店舗展開している(株)ミズの持株会社、(株)ミズホールディングスの会長を務め、2020年からは旭学園の理事を務めていた。理事長としての任期は29年度の定時評議員会まで。
一方、内田氏はサガテレビでアナウンサーや報道制作部担当部長などを務め、14年に退職後、旭学園の理事となり、18年4月に旭学園の理事長に就任していた。武雄アジア大学の開学に携わったが、5月中旬に内田氏から「健康上の理由で、職務の継続が困難であるため、理事長を辞任したい」との申し出が旭学園にあり、20日の理事会で理事長の交代を決議したという。
小長谷学長と今村学長のツーショット
ところで、先立つ14日に旭学園は、佐賀県小城市で「ひらまつ病院」を運営する「(医)ひらまつ病院」と教育や福祉、医療などに関する包括的な連携協定を締結した。
その記者会見の場に内田氏は姿を見せず、武雄アジア大学の小長谷有紀学長とともに姿を現していたのは佐賀女子短期大学の今村正治学長だった。
武雄アジア大学は開学初年度の入学者数が定員140名に対して37名と低迷したが、一方の佐賀女子短大は、全国的に短大の苦戦が伝えられるなかで、22年度に今村氏が同短大の学長に就任して以降、留学生を中心として学生確保を持ち直している。
ところで、武雄アジア大学を武雄市が誘致するにあたっては、今村氏が佐賀女子短大の就任あいさつで武雄市を訪れ、小松政市長に武雄アジア大学構想を売り込んだことがきっかけだった。その後も今村氏は武雄アジア大学構想の顔として、武雄市内での住民説明会などに姿を現していた。ところが、24年7月に小長谷氏が武雄アジア大学の学長予定者として発表されて以降、今村氏を武雄アジア大学関係の表舞台で見ることは次第になくなっていた。
先日14日の会見では、初めて武雄アジア大学の小長谷学長と、佐賀女子短大の今村学長のツーショットが見られ、その後、20日に理事長が溝上氏に交代することが発表された。
旭学園は従来から経営が厳しいうえに、さらに開学したばかりの武雄アジア大学の入学者数が低迷する事態となっている。新理事長の体制が旭学園をどのようにかじ取りしていくのか、今後の展開に注目が集まる。
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法人情報ページ『学校法人旭学園』
【寺村朋輝】









