国体道路近くではテナントビル2棟開発
近年、(株)カシムラホールディングス(福岡市中央区)が、福岡市内中心部で不動産の開発や売買を活発化させている。
「とくに天神に近い春吉3丁目や渡辺通5丁目は、当社の重点エリアの1つです。これまでもテナントビルの開発や売買を手がけてきましたが、今後も成長が期待できるエリアと認識しており、現在も複数の案件を検討しています」──同社代表取締役CEOの樫村尚明氏は話す。
同社は地下鉄・天神南駅から徒歩6分、国体道路に近い立地で2棟のテナントビルを開発した。1棟は2023年7月、もう1棟は25年6月に竣工し、それぞれ24年と25年に売却している。樫村氏は一連のプロジェクトについて、「当社では近隣で飲食店を経営していたのですが、集客を含めて業績は好調で、このエリアの強さを肌で感じていたところでした。そのなかで1棟目の物件との御縁があり、迷わず取得を決断しました。2棟目のTHE VERTEX by OAK VILLAは隣接地での開発でしたが、ありがたいことに1棟目を手がけた実績を評価いただき、当社で開発する機会をいただきました」と振り返る。この飲食店は26年に売却したものの、自社運営だったからこそ、このエリアの強みを実感できたという。
開発・バリューアップで不動産に付加価値を
「春吉エリアの最大の強みは、やはり天神に近いことです。アセットタイプを問わず、幅広い開発が検討できる立地ですし、今後も重点的に取り組んでいきたい」(樫村氏)といい、同社は前述の2棟以外にも、春吉2丁目や渡辺通5丁目、住吉1丁目などで複数の売買実績がある。
「単なる転売ではなく、開発やバリューアップによって不動産に付加価値を与えることが、当社の存在意義だと考えています」と強調。そのうえで春吉エリアでの開発について、次のように展望を語った。「現在の地価水準ではホテル以外の開発難易度が高いのは間違いありませんが、それでも低層をテナントやオフィス、上層をレジデンスとホテルといった複合タイプとすることで、安定性と収益性を両立させた開発も不可能ではないと思っていますし、積極的に手がけていきたい」(樫村氏)。
【永上隼人】
<COMPANY INFORMATION>
代 表:樫村尚明
所在地:福岡市中央区天神1-11-1
ONE FUKUOKA BLDG. 12F
設 立:2015年11月
資本金:5,000万円
TEL:092-791-7726
FAX:092-791-7889

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