飯塚市、旧第1体育館跡地を「最低1円」で売却へ~住宅を主用途に一体開発、建物解体も買受人負担

 飯塚市は、旧飯塚第1体育館を含む市有地について、条件付き一般競争入札による売却を実施する。最低売払価格は1円。対象地は飯塚市枝国666-11外2筆で、実測面積は1万3,473.82m2。既存建物の延床面積は7,319.10m2で、買受人が建物を解体・撤去したうえで、住宅を主用途とする一体的な開発を行うことが条件となっている。

 売却地は第二種住居地域で、建ぺい率60%、容積率300%。飯塚市の立地適正化計画では居住誘導区域に位置しており、市は戸建住宅や共同住宅などを主用途とすることを求める。一方、敷地の半分未満については、同計画で「都市機能誘導区域(暮らし維持型)」に求められる施設を整備することも認める。

 既存の建物や基礎、杭、地下構造物などは原則として買受人の責任と費用で解体・撤去する。アスベストなどの有害物質についても、買受人が適切に除去・処分する必要がある。契約から5年以内に建物の解体と一体的な開発を完了し、開発行為または建築に関する検査済証の交付を受けることも条件とした。条件を満たさない場合は市が物件を買い戻すことができ、売却条件への違反により買い戻しや契約解除となった場合は3,500万円の違約金を科す。

 同地には旧飯塚第1体育館があり、1972年に整備され、市内のスポーツ拠点として利用されてきた。飯塚市総合体育館の整備にともない、旧第1、第2体育館は2023年4月末で廃止された。その後、市は跡地の民間活用を検討し、25年には不動産事業者を対象としたサウンディング型市場調査を実施していた。調査には不動産業者2社が参加し、周辺に商業施設があり住環境が整っていることなどから、戸建住宅の分譲開発などが提案されていた。

 今回の売却では、入札参加申し込みを12月2~11日に受け付け、27年1月15日に飯塚市役所で入札・開札する。最低価格を1円とする一方、既存施設の解体やアスベスト処理、一体的な住宅開発など相応の事業負担を買受人に求めることで、未利用となった公共施設跡地の民間活用を図る。

 詳しくは飯塚市のホームページをご覧ください。

市有地等売払条件付一般競争入札(令和8年度第1回)~飯塚市

【寺村朋輝】

法人名

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