日本タングステン、中間期業績予想を大幅上方修正 中国輸出規制下でも調達対応進み、利益水準が想定超え
5日、日本タングステン(株)(福岡市博多区、中原賢治代表)は27年3月期第2四半期累計期間の連結および個別業績予想を上方修正した。中国の輸出規制強化に端を発するタングステン等の原材料価格急騰が続くなか、同社グループがターゲットとする市場が好調に推移したことに加え、中国以外からの原材料調達に最大限努め、需要に対応したことが売上高の増加につながった。
同社は5月14日に公表していた第2四半期累計期間の連結業績予想について、売上高を73億円から86億円へ、営業利益を3億8,000万円から15億円へ、経常利益を5億1,000万円から17億2,000万円へ、親会社株主に帰属する中間純利益を3億4,000万円から12億3,000万円へそれぞれ引き上げた。増減率は売上高が17.8%増、営業利益が294.7%増、経常利益が237.3%増、中間純利益が261.8%増。売上高の伸びに比べ、利益面の改善幅が大きい。
利益面では、売上高の増加に加え、原材料の調達コストが想定より抑えられたことが寄与した。同社によると、原材料の調達コストは移動平均で標準原価を下回って推移し、売上原価が当初見込みよりも抑制された。この結果、採算性が想定以上に改善したという。
個別業績予想も上方修正した。売上高は66億円から77億円、経常利益は6億円から17億8,000万円、中間純利益は4億6,000万円から13億6,000万円へ引き上げた。増減率は売上高が16.7%増、経常利益が196.7%増、中間純利益が195.7%増となる。
一方、通期業績予想は現時点で据え置いた。中国の輸出規制強化の継続にともなう原材料価格の動向が見通しにくく、収益性の度合いを見定めにくい状況にあるためとしている。同社は、原材料価格の今後の動向などを注視し、合理的な業績予測が可能となり次第、速やかに知らせるとしている。
【寺村朋輝】









