蔵内前議長の辞職による福岡県議補選・筑後市選挙区が告示~昼時点で3人が立候補
海外視察問題や正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑などが取りざたされた蔵内勇夫前福岡県議会議長の辞職にともなう筑後市選挙区の県議補欠選挙が25日告示され、正午時点で3人が立候補を届け出た。同選挙区は、これまで蔵内氏が10回連続で当選してきた。
立候補を届け出たのは、届け出順に無所属で公明党と農政連の推薦を受けた自動車学校取締役・牛島慶二郎氏、共産党の党職員・河野一弘氏、無所属で元会社員・坂野忠幸氏の3人。
このうち、公明党と農政連の推薦を受けた牛島氏の陣営では、午前8時半より筑後市内の選挙事務所で出陣式を行い、筑後商工連盟副会長など300人を超える来賓や支援者が詰めかけた。地元筑後市の西田正治市長をはじめ大木町の広松栄治町長、広川町の氷室健太郎町長、うきは市の権藤英樹市長も出席し、地元自治体の期待度の高さがうかがわれた。
筑後市と関係が深い広川町の氷室町長は「今回の選挙は、政治を本質的に変える覚悟があるかということを問われている」としたうえで、「地に落ちたのは筑後市ではなくて、政治への信頼であり、政治は本来明るい明日をつくるためのものである。もう一度政治を取り戻すために、私も政治家の末端として共に尽力をしたい」と語った。
牛島氏は立候補にあたり、「この筑後市のために、筑後市の未来のために、政治家のイメージを変えるために、政治家の在り方を変えるために、私は戦いたい」と訴えた。
前回選では、投開票日に服部誠太郎知事が公務で多忙ななか、蔵内氏の事務所で開票結果を見守り、知事と蔵内氏との緊密な関係性を内外に印象付けた。今回は自民の地元支部は候補者を擁立せず静観している。
今回の選挙戦は、金銭授受疑惑などについて第三者委員会での調査が始まった直後ということもあり、政治倫理や議会改革とともに、政治への信頼回復に向けた一歩となるのかが最大の争点となるだろう。
立候補の届け出は、25日午後5時まで筑後市役所で受け付ける。投開票は10月4日。24日現在の選挙人名簿登録者数は3万9,947人。
【近藤将勝】









