2024年05月07日( 火 )

産廃処分場運営の藤宏産業、廃棄物処理法違反で代表ら書類送検へ

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 2016年3月18日、飯塚市の産廃処分場を運営する(株)藤宏産業(本社:福岡県飯塚市)の重藤晃宏社長、同社前社長晃氏は、県の措置命令に従わなかったとして、福岡県警より、廃棄物処理法違反(措置命令違反)容疑で福岡地検に書類送検された。

 同社は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反しているとして、13年5月16日、福岡県より措置命令書の交付を受けていた(履行期限は15年12月6日)。同社の廃棄物処理に関しては、01年8月頃から、近隣住民から自宅裏を流れる小川が真っ黒く泡だった水で覆われていた、卵が腐ったような悪臭がする、などの指摘がなされていた(詳細はコチラ)。こうした状況の中、同社は鉛の溶出による地下水汚染の恐れを除去するため、廃棄物層の撤去、鉛の不溶化処理などを講じるよう求められていたが、これに従わず、今回の事態となった。

▼関連リンク
・飯塚産廃 どうなる措置命令(1)~「今からがたたかい」​

 

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