勝負を逃げない子、打ち勝てる気持ちを持てる子に育てたい
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リーフラス(株) セカンドキャリア支援室室長
FCリベルタ 監督兼指導員 山形 恭平引退するなら早く。引き際の美学を貫く
私は高校選手権で優勝し、前評判の良さだけでプロの世界に入りました。でも、サッカーしか知らない人間でいることが嫌で、引退するなら早い方が良いと思っていました。ですから、柔軟で何ごとにも可能性がある年齢の間に新しい道を選ぼうと、いろいろな業種の人たちと交流を持つようにしていたんです。
スクールで子どもたちを指導するのは現役時代から好きでしたし、アビスパ福岡時代にお世話になった方から、「リーフラスで、サッカーの指導をやってみないか」とオファーを受けたときにも、何の違和感もなく入ることができました。現在は中学生のクラブチーム「FCリベルタ」の監督兼指導員をしています。
仕事のモットーは、子どもたちがどうすればやる気を起こすか。自分の経験に当てはめ、技術面はもちろん、メンタル面での指導に重きを置いています。
小学生の高学年から中学生にかけては、いちばん伸びる時期です。高校、大学になると結果を求められますが、たとえ結果がでなくても、今は頑張ることを教えることが一番だと思っています。ですから、人として勝負を逃げない子、勝負に打ち勝つ強い気持ちを持てる子に育てようと心がけています。試合に出られない子でも、高校、大学で激変するかもしれません。さらにその後の人生では何が起こるかわからないので、常に対応できる気持ちでいてほしい。経験上、自分自身で変えることができなければ、人間は変わりません。「まずはそこだよ」と伝えています。
現役引退後に帰って来られる場所をつくる
リーフラス(株)はサッカーの他に野球、バスケットボール、空手、剣道、テニス、陸上、女子サッカー、JJMIXなど9つの教室を運営受託し、受講生は全国で約3万5,000人が在籍しています。
サッカーの場合、一番下は2歳児からコースがあり、小学生ではもっと上手になりたい子が対象のテクニカルスクール、さらに希望者から選抜したスーパースクールとステップアップしていきます。その上が中学生のクラブチームのFCリベルタです。練習は小学生が週1回で、1時間半程度。中学生になると週2回ですが、チームは2月~9月のシーズン中にリーグ戦、大会、練習試合、カップ戦があり、土日はほぼ埋まっています。サッカーをしているとずっとそうでしたから、休みはいらないという感覚です。
入社して6年が経ち、リーグの責任者としてスケジュールをまとめたり、選手登録をしたりの事務的な仕事もあります。弊社代表取締役社長の伊藤清隆がプロスポーツ選手の第二の人生にもすごく関心を持っていることで、目下セカンドキャリア支援室の室長も任されています。
もちろん、プロ選手を育てたい気持ちはあるのですが、彼らが安心して現役生活を送れるようにしてあげたい。また人間としてたくましく成長してほしいし、帰って来られる場所もつくっておきたい。その意味で、セカンドキャリアの支援にもやり甲斐を感じています。
戦力外通告で行き場のないプロ選手、ケガなどで引退せざるを得ない実業団選手に弊社の魅力を伝え、働く意欲を持つ人々を採用していきたいと思います。(談)※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<COMPANY INFORMATION>
リーフラス(株)
代 表:伊藤 清隆
所在地:東京都中央区日本橋本町3-7-2
西日本本社:福岡市南区4-13-27
設 立:2001年8月
資本金:1億円
TEL:03-5614-2010
URL:http://www.leifras.co.jp/<プロフィール>
山形 恭平(やまがた きょうへい)
1981年福岡県生まれ。東福岡高校卒業後、サンフレッチェ広島に入団。アビスパ福岡、V・ファーレン長崎を経て現役を引退。2009年にリーフラス(株)に入社し、サッカー指導の他、選手のセカンドキャリア支援にも当たる。法人名
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