2024年05月27日( 月 )

民泊マンション驚異の稼働率95%

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 2015年10月に設立され、九州初の民泊運用代行を開始したairBest(株)が手がける「リアリティ博多Ⅱ」(博多区堅粕)の17年2月の稼働状況が95%に達したことが28日分かった。

 「リアリティ博多Ⅱ」は、2016年5月に開業した旅館業法上の簡易宿泊所。建物はオフィス・賃貸住宅の混合で、同社がコンサルティングを手がけたのは4~8階部分。リノベーションを行い、各室約35m2の広さを持つ20室を完備した。

 「リアリティ博多Ⅱ」に運用について、同社代表の黒木氏は「世界的規模で広がりを見せていた“民泊”の潜在能力を融和させ、ビルの再生に活用することができないのか」と思案していた。その矢先に、この物件の相談がなされた。この物件はテナントが入らず空室も目立ってきたので、リノベーションともに民泊用にすることを提案。オフィスであった4、5階部分は全面取り壊しのうえ客室に改装。住宅用の6〜8階部分は既存の住設機器を活用しながらの改装を行った。生活用品などは同社で揃え、宿泊客が家に泊まるような生活感も演出した。工事完了後は同社が借上げ、ローコストに徹した「リアリティ博多Ⅱ」の運営を開始した。

 「リアリティ博多Ⅱ」の2017年1月における売上高は663万円。稼働率は73%。1室当たりでは33万円の売上高となり、同一床面積の賃貸マンションと比較した場合約4倍の売上となる。2月では95%と高い稼働率となったが、その背景に博多駅徒歩8分であることと、リピーターなどの高い評価が口コミで広がった可能性がある。1月では韓国、台湾、中国から宿泊客が86%を占めており、3月も80%の予約が入っている。「リアリティ博多Ⅱ」の人気はまだまだ続きそうだ。

 現在、同社は博多駅徒歩10分圏内において3棟50室の簡易宿泊所の新築プロジェクトを手がけている。簡易宿泊所は「ビジネスホテル等と比較して小規模かつ賃貸マンションと同程度の設備・仕様で開設が可能なため、既存ビルと狭小土地の活用が両面できる」と黒木氏。適法民泊ビルの開発に努め、高い投資効率が期待できる物件になるように力を注ぐ同社。今後の動向に注目が集まる。

【道山 憲一】

■簡易宿泊所 リアリティ博多Ⅱ 概要
所在地:福岡市博多区堅粕5-8-15(博多駅から徒歩8分)
敷地面積:538.14m2
延床面積:1,799.80m2(うち簡易宿泊所1,179.75m2
規模・構造:鉄骨鉄筋コンクリート造8階建 事務所・簡易宿泊所
施設概要:全20室(定員120名)
間取り:1LDK 約35m2


<COMPANY INFORMATION>
■airBest(株)
代 表:黒木 透
所在地:福岡市中央区薬院4-3-7
TEL:092-524-8600
URL:http://airbnb-best.com/
E-mail:airbnb@airbnb-best.com

 

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