2024年04月24日( 水 )

すばらしきセカンドライフ『スキー仲間との北海道スキーツアー』

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 スキーほど贅沢なスポーツはない。大自然の中、雪の斜面を滑り落ちて行くスポーツであり、初心者から上級者まで、それぞれの楽しみ方がある。
 52歳からスキーを再開して、はや20年、「これでもか、これでもか」と下手なスキーを続けてきた。50年前の学生時代に経験したスキーをもっと楽しみたいと思い、広島への転勤を機会に再開したスキーである。69歳でやっと念願の1級にお情けで合格させてもらった。

 今月の9日から12日まで、参加人員9名の北海道スキーツアーに参加した。北海道でのスキーは15年ぶりである。スカイマークの新千歳への航路ができ、一般のスキーツアーよりも格安で行けるようになったのはあり難いかぎりである。さらに便利なことに荷物を事前に宅急便でホテルに直送できるのだ。そのおかげで飛行機にリュック1つで搭乗することができた。
 札幌のホテルからスキー場まではスキーバスが送迎してくれる。それによってスキーヤーは気軽にスキーを楽しむことができるのだ。

 10日は小樽のキロロスキー場へ、前日まで荒れていた天候とはうって変わり、寒さも和らぎ快晴だった。純白の雪と紺碧の空のコントラストは「すばらしい」の一言である。
ツアーのメンバーはスキーの指導員の資格をもった人たちばかりだったが、最高齢の私は何とか遅れずに付いていけた。日ごろのトレーニング効果であろう。北海道の広大なゲレンデは、西日本エリアのスキー場と比べて混雑することがない。また、ゲレンデのパウダースノーは魅力的であった。ゴンドラやリフト上から純白のベールに包まれた樹氷や白銀に輝くゲレンデを眺めて楽しんだ。そして仲間とバスの発車時間まで疲れも忘れるほど滑った。

 11日は札幌のテイネスキー場へ、札幌オリンピックのメイン会場でもあり、聖火台が残っていた。札幌市内から1時間の距離にありファミリーゲレンデもあって手軽なスキー場だ。
 第89回宮様スキー大会国際競技会が行われていたので皆で見学。急斜面のバーンからアルペン競技の出場選手が滑り降りてくる、見事なスキー技術につい見とれてしまった。競技会場近くのレストランには、男女問わず若い外国選手が大勢いて、まるで外国に来ているかのようであった。

 夕食後、ホテルの部屋でスキー仲間から74歳の誕生日を祝ってもらった。
 今シーズンは、地元のスキー場を含めて30日間滑り、今までに滑った日数としては最高記録になった。スキーは年齢に関係なく、体が動く限り楽しめる生涯スポーツなのだと実感した。

2018年3月14日
池田 友行

 

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