2024年04月19日( 金 )

北朝鮮非核化前進、日経平均株価上昇~前日比+145.24円の21,712.76円

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 先週6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、米国と中国の貿易戦争がエスカレートするのではないかとの憶測から前日比▲572.46ドルの23,932.76ドルと大きく値を下げて取引を終えていた。世界の株価に大きな影響が出るのではないかとの見方もあり、週明け9日の東京株式市場における日経平均株価の動きが注目されていた。
 そんな中、NHKが朝のニュースで、史上初の米朝首脳会談に向けて両国の当局者が接触し、北朝鮮側がトランプ政権に対し、朝鮮半島の非核化について協議する用意があると伝えていたことが報じられた。
 日経平均株価は小安く始まったものの、朝鮮半島の非核化が米朝で話し合われていることが明らかになったことを受けて株価は上昇に転じ、終値は前日比+110.74円の2万1,678円26円で今日の取引を終えている。

◆日経平均株価上昇により九州地銀8行(含むFG・FH)の株価もまちまちの動きを見せた。【表2】を見ていただきたい。

この表から見えるもの

 マイナスからプラスに転じる銀行が多くなり、前日比マイナスとなったのは大分銀行と佐賀銀行の二行だけ。
 前日比プラスとなったものの大きく値を上げた銀行はなく、当面2018年3月期の決算待ちというところだろうか。
 ただし、米中の貿易戦争の行方や朝鮮半島の非核化が本格化することになるかどうかは不明であり、日経平均株価が再び2万3千円台を取り戻すまでには当分時間がかかりそうである。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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