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2018年05月11日 14:34

「十徳や」不採算店舗閉鎖も収益悪化 耳より情報 

 熊本・福岡を中心に居酒屋「十徳や」などを展開する(株)ジェイアンドジェイ。九州の旨い魚や酒を愉しめる居酒屋チェーンとして九州では有名な企業だが、業績不振により同業者を始め、多くの関係者からの問い合わせが増えている。近年は競合店に押され、ここ4年間で不採算店舗など20店舗を閉鎖した。

 居酒屋チェーンは、安価な小麦粉商材を使用したラーメン店や、うどん店とは違い、鮮魚や肉などの日持ちしない食材の取り扱いが多く、仕入コストが高くつく。とくに同社の場合は、海鮮などの食材に力を入れ、企業努力により熊本・天草方面より活魚を仕入れるルートを独自に構築するなど、食材にこだわっていることから、ほかの店よりも経費がかさむといった側面もあるようだ。

 また、同社の前身は、2001年12月に民事再生法を適用申請した壽屋のレストラン事業部。1991年12月に独立した。筆頭株主が従業員持株会であり、構造的に人件費を下げにくい。2017年2月期の販管費率は70%近くあり、飲食業界平均といわれる55%前後よりも高い。現状、不採算店舗の閉鎖による減収とともに、利益率が悪化する傾向にある。

 だが、同社の株式は、複数の取引先が保有している。その多くは、食関連の大手企業。しかし、近年、不採算店舗閉鎖などが効果を出していないことに疑問を持たれてもおかしくはない。それゆえに同社が今後、どのような施策を取るのか注目される。

<COMPANY INFORMATION>
代 表:松山 勝幸
所在地:熊本市西区春日7-19-34
資本金:4億8,300万円
売上高:(17/2)50億5,781万円

 
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