2024年04月25日( 木 )

自由党小沢一郎代表との対談

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 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。
 今回は安倍自公政治を刷新するためには、共産党を含む共闘体制の確立が必要だと訴えた8月21日付の記事を紹介する。


8月20日、NetIB-News-NEWSを配信しているデータ・マックス社の依頼で、自由党代表の小沢一郎衆議院議員と対談をさせていただいた。
NetIB-News-NEWS
沖縄県知事選が実施されることになり、オール沖縄陣営の候補者擁立が最終局面を迎えるなかでの対談となった。
対談のテーマは、「いま問われる突破力」で、閉塞状況を強める日本政治、ひいては日本全体の閉塞状況をいかに突破するのかというものだった。
2019年には参院選が実施される。そして、次の衆議院総選挙が2021年までには必ず実施される。
安倍暴政に終止符を打ち、日本政治を刷新するための方策について、さまざまな角度から小沢氏の考え方を改めてうかがい、私の考え方も述べさせていただいた。
対談内容については、後日、データ・マックス社の刊行物に掲載されることになるから、その媒体を参照いただきたいが、小沢氏も安倍政治の異常さ、劣悪さについて、改めて厳しい判断を示されていた。

その自民党の総裁選が9月20日に実施される。沖縄県知事選は9月30日である。
沖縄県名護市長選挙が9月9日に行われる。
自民党では安倍晋三氏が3選をはたすことが確実視されているようだが、安倍政治=NOの判断をもつ多数の主権者にとっては、何の意味もない自民党総裁選である。
すでに総裁選への出馬を表明している石破茂氏が安倍首相と直接討論する時間を十分に確保したいと要請しているが、安倍晋三氏がこれを逃げているという。
自分の主張したいことには無限に時間を要求して「あべさまのNHK」に好きなだけ政府広報をやらせておきながら、官僚が用意した発言原稿をそのまま読むだけでは済まない、生の直接討論になると逃げ出す姿は、あまりにも無残である。
自民党の多数の議員は、政権発足後の報復を恐れて、安倍首相にひれ伏しているというのだから救いようがない。
石破氏の「正直で公正な政治」というコピーは、国民の心理を代弁するものである。
安保法制や憲法改定に関する姿勢から、石破氏を積極支持する主権者勢力は少ないが、「ウソと不正で塗り固めた日本政治」の刷新が必要であるとの認識については多数の主権者国民が共有している。

韓国では政権が代わると前政権のトップの犯罪が摘発されることが通例になっている。日本では、これまでそのような事例は多く確認されていないが、安倍内閣が退場させられ、日本政治を刷新する新しい政権が樹立した局面では、日本においても前政権の犯罪を摘発することになるだろう。
自民党はいまなお「安倍一色」に染まっているが、安倍一強体制が崩落の寸前にあることを大多数の自民党議員がまったく認識していないのだと思われる。
繰り返すが、2014年と2017年の衆院総選挙の比例代表選挙で、自民党と公明党が獲得した票は、全有権者の24.6%である。これが自公の実力なのだ。

※続きは8月21日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「共産党を含む共闘体制確立が勝利の条件」で。


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