2024年04月25日( 木 )

アインHD、新潟拠点の有力調剤薬局2社を買収

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 (株)アインホールディングス(本社:北海道札幌市、大谷喜一社長)は23日、調剤薬局事業の(株)コム・メディカル(本社:新潟県三条市)と関連会社の(有)ABCファーマシー(本社:新潟県長岡市)の全株式を取得、子会社化すると発表した。

 同社は調剤薬局の全国チェーンを展開しており、積極的な新規出店やM&Aで事業を拡大させており、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能として、在宅対応を中心とした地域医療との連携や、ジェネリック医薬品の使用促進への積極的な取り組みにより全国各地で地域に密着した医療サービスを提供している。同社は子会社化した理由として「患者の立場に立った安全・ 安心な調剤業務を心がけており、社内研修や勉強会の開催で『かかりつけ薬剤師・薬局』としての機能強化を図るなど、サービス拡充に向けた取り組みが、同社の事業方針と共通している」ことを挙げている。

 子会社化したコム・メディカルとABCファーマシーは、新潟県を拠点に群馬、山形、富山、埼玉、東京、千葉、福島の各県に調剤薬局計 56店舗を展開。両社の業績は2017年12月期でコム・メディカルが売上高79億3,900万円、当期利益8,800万円、
 ABCファーマシーは売上高2億8,100万円、当期利益1,600万円。同社の直近の業績は2018年4月期で売上高2,683憶8,500万円で、当期利益は105億6,700万円。
 今期の業績予想は売上高2,728億7,000万円、当期利益は92億2,600万円の見込み。株式譲渡金額については非公表で、実行日は9月28日を予定している。

関連記事