2024年03月29日( 金 )

【読者からの投稿】恐怖のタクシードライバー

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 読者のAさんから1通のメールが届いた。

 「プロとしての自覚がないタクシードライバーが増えてきている」というメッセージとともに、送られてきたのはタクシー車内の写真だった。

 Aさんは今月、仕事の会合でお酒を飲んだこともあり、帰宅しようと1台のタクシーを拾った。つかまったのは筑後地区の、あるタクシー会社だった。ドライバーは60代とみられ、ベテラン風だったという。

 車内に乗り込んだところ、そのドライバーは驚くべきことに、シートを大きく倒したまま運転していた。運転席の後ろには座れないほどの倒し方に唖然とさせられたそうだ。タクシーは目的地に向かって走り出したが、今度はカーナビに映るテレビを見ながら、片手運転を始めた。確かに対向車の少ない時間帯ではあるが、Aさんは恐怖心を抱きつつも我慢していたという。

 さらに信号待ちでテレビがCMに切り替わったためか、ドライバーは大きく倒したシートに寝そべった。信号が青になったのに、気付かないため、Aさんが発進を促す場面もあったという。

 無事、帰宅はできたが、Aさんの我慢は限度を超えていた。降車後、このタクシー会社に抗議の電話をしたそうだ。いくら腕に自信があっても、乗客に不安を抱かせるようなドライバーは失格だ。「今後、このタクシー会社は使わない」――Aさんからのメッセージはそう締めくくられていた。

【東城 洋平】

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