2024年04月30日( 火 )

長崎MICE施設の隣接ホテルに「ヒルトン」~2021年秋開業予定

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「ヒルトン長崎」(右側)の完成イメージ

 米ホテル大手のヒルトン(米国バージニア州)と(株)グラバーヒル(長崎市)は24日、長崎市が建設を計画中のMICE施設に隣接する「ヒルトン長崎」の開業に向けて、フランチャイズ契約を締結したと発表した。「ヒルトン」は、現在、日本で16のホテルを展開。「ヒルトン長崎」は、開業すれば九州で2軒目となる。

 計画されている「ヒルトン長崎」の概要は、延床面積20,300m2、地上10階、客室200室を予定。グラバーヒルは、石油製品などの陸上・海上輸送、ホテル事業、輸入車販売、不動産業などを手がける松藤グループの1社で、グラバー園の近くにある「ANAクラウンプラザホテル」を運営している。

 長崎市のMICE施設建設計画は、九州新幹線長崎ルートの開業に合わせ、田上富久長崎市長が交流人口増による経済効果を見込んで計画。中核施設は、国際会議場といったコンベンション機能や展示場などが行えるイベント会場機能を備える。施設の整備・運営事業は、(株)九電工 長崎支店を代表企業とする企業グループが行う予定。グラバーヒルはホテル運営を担当し、提案段階でインターナショナルブランドホテルの併設が盛り込まれていた。

【山下 康太】

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