2024年04月26日( 金 )

小倉都心部で外国人観光客向けループバスの実証運行を開始~北九州市と国土交通省九州運輸局

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 北九州市と国土交通省九州運輸局は12月1日から、小倉都心部で外国人観光客向けに観光施設や商業施設を結ぶ「KOKURA LOOP BUS(小倉ループバス)」の実証運行を始める。運行事業者は西鉄バス北九州(株)。

 北九州市は外国人観光客が増加しており、平成29年度に同市を訪れた外国人観光客は68.2万人と前年の34.9万人から大幅に増加している。伸びているのは、韓国33.1万人(48.5%増)、台湾16.8万人(25.6%増)、中国13.4万人(19.6%増)。また、今年10月には台湾便の就航も始まったことから、さらなる増加を見込んでいる。

 こうした観光客の増加に対応しようと、小倉都心部では観光施設や商業施設で積極的な広告や販売促進を展開するなど、外国人観光客の消費拡大を図っている。今回は、小倉の観光施設や商業施設を交通機関で結び、外国人観光客にとっての利便性を高めることで、周遊性とさらなる消費拡大を促したい考えだ。

 小倉駅発9時30分を始発に約30分間隔で一日20便を運航し、一日1,000人程度の利用を見込む。運行ルートは、小倉駅(小倉駅バスセンター)を出発し、井筒屋・銀天街入口(魚町)、リバーウォーク北九州(室町・リバーウォーク)、小倉城(小倉城・松本清張記念館前)、旦過市場(紺屋町)、TOTOミュージアム(貴船町)、黄金市場(黄金町)、ドン・キホーテ(中津口)、チャチャタウン小倉(砂津)経由で小倉駅に戻る。

 車内では観光施設や商業施設で利用できる外国人観光客向けクーポン(1乗車につき1人1枚)を配布し、消費拡大を図る。車内Wi-Fiも利用できる。運賃は、一回乗車で大人が100円、小児(6歳以上12歳未満)が50円。
 実証期間は、平成30年12月1日から平成31年2月28日。

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