2024年04月25日( 木 )

長崎市の総合病院職員が肺結核を発症~感染可能対象者に無料検診実施へ

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 長崎市の総合病院「長崎みなとメディカルセンター」は29日、洗面や配膳・下膳、患者の身の回りの世話をする看護補助員1名が肺結核を発症していたと発表した。同院では、この職員と接触した可能性のある患者、病院関係者など約420名を対象に、血液検査、必要に応じて胸部画像検査などの無料検診を行う。

 同院の発表によると、肺結核を発症した看護補助員は主に呼吸器内科・外科・心臓血管内科・外科・耳鼻咽喉科の病棟で看護師の補助業務に従事。今年の8月ごろから咳と痰の症状が持続し始め、11月19日に咳が強くなってきたため、同院の救急外来を受診。翌20日の検査で肺結核と診断された。その後、入院して治療を行っている。

 同院では、感染対策のガイドラインに沿って、肺結核発症の診断日から3カ月前の8月20日を、結核に感染する可能性がある期間の始まりと設定。患者約200名、実習生約30名のほか、委託業者スタッフ、職員など計約420名を無料検診の対象とし、患者の対象者には11月28日に案内文書を送付したという。

 また、この件については以下の相談窓口を設けるほか、12月2日午後1時30分から、長崎市立図書館多目的ホールで説明会(参加無料・申込不要)を開催する。

【山下 康太】

<INFORMATION>
長崎みなとメディカルセンター相談窓口

TEL:095-822-3345(直通)
対応時間:平日午前9時~午後5時
※12月1日(土)・2日(日)は対応

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