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明太子の製造・販売などを手がける「ふくや」(福岡市博多区)は29日、持株会社のかわとしが、同業他社の鳴海屋(福岡市博多区)の全株式を27日付で取得したと発表した。取得金額は非公表。社名やブランド名はそのまま維持し、鳴海屋はふくやのグループ企業として事業を継続し、明太子の製造・販売のほか、ふくやのOEMや共同配送などを行う。
両社の関係者によると、事業的な共通部分はあるものの、販売先に関しては重複が少なく、両社のもつ強みを生かして相乗効果が期待できることから、それぞれの経営陣で話し合いを重ねた結果、今回の決定に至ったという。
明太子業界の市場そのものが縮小し、厳しい状況が続いているなかで、将来的な設備投資や人材の確保、物流の一本化など、両社が協力して経営の効率化を図っていくとしている。
鳴海屋の代表取締役には北島将三氏が就任し、現・代表取締役・北島輝久氏は顧問として引き続き同社の経営に携わる。ふくやからは川原武浩氏、長田裕氏、西川忠秀氏が新たに取締役に就任する予定。
【長谷川大輔】
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