レオパレス調査委が最終報告 創業者が深く関与し「体制整備怠った」
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レオパレス21は、施工不備問題(関連記事)を受け、外部調査委員会による調査状況の最終報告を開示した。
調査委員会は施工不備問題の根本的な原因として、創業者の深山祐助氏が深く関わったことを示し、トップの意向ばかりを気にする法令軽視の企業風土などを挙げた。建築士のほとんどが工事監理に関与していなかったこと、技術者の不足による不十分な工程検査についても原因として挙げた。
コンプライアンス統括部の設置や新商品開発プロセスの改善、工事監理体制の見直しなどを再発防止策として掲げた。
同時に新役員体制も発表。6月の株主総会で、創業者の甥で社長の深山英世氏ほか7名の取締役が退任。新社長には現・常務取締役の宮尾文也氏が就任する。なお、深山英世氏と深山忠広氏は、アパートオーナーを始めとする当社取引先との対応を目的に、それぞれ非常勤の相談役と特別顧問に就任する予定。
【永上 隼人】
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