竹島領空侵入、やはり中ロ共同訓練の最中に~ロシアは「領空侵犯していない」と主張
2019年7月24日 16:41
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23日に竹島の領空内に侵入したとして韓国軍が警告射撃をした事件について、当初から噂されていた「中露共同飛行」が事実だったことがわかった。同日夕方、ロシア航空宇宙軍のセルゲイ・コビラシ司令官が、中露初となる共同飛行訓練が11時間におよんだことを明らかにしたうえで、「領空侵犯はしていない」と主張している。
韓国軍の発表では、まず中国機が韓国の防空識別圏に侵入、次いでロシア軍機が侵入。竹島領空にはロシア機A-50早期警戒管制機が侵犯したと伝えられており、専門家の間で共同飛行訓練の可能性が指摘されていた。
ロシア側は、竹島と独島(竹島の韓国名)と2つの名称を使ったうえで、「領空侵犯はしていない」と主張し、防空識別圏についても、「他国からの申し入れに過ぎず、国際法の範囲内の行動」との見解を示した。
しかし、自衛隊でも、ロシア機の竹島領空の侵犯を確認している。
韓国メディアはこの件を韓国軍18機、自衛隊10機が緊急発進する事態となったことを報じ、同国の安全保障の専門家のコメントを紹介。「韓日対立で韓米日の安保協力が不安定になっている。今後も、この状況を狙って中ロによる挑発が行われるだろう」と状況を憂慮している。
【小栁 耕】
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