2024年05月17日( 金 )

【政界インサイダー情報】安倍首相側近がターゲット~今後報道が過熱か

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 各局が連日のように「コロナウイルス問題」を報道していますが、先日、週刊新潮(3/12号)で、萩生田文部相の「カジノ汚染スキャンダル画像」が報じられました。また、それと時を同じくして、IR業社によるラスベガスでのボクシングの世紀の一戦における岩屋元防衛相と遠山財務副大臣への"VIP接待観戦疑惑"も大きく報じられています。

 コロナ問題などがなければ、これがヘッドラインニュースだったはずで、安倍政権は首の皮一枚つながったといえるでしょう。

 ただし、まだまだこれからです。コロナ問題対策責任相に任じられている安倍首相の超側近議員も、近い内に再度問題が出てきます。「新潮砲」はIR問題疑惑に不倫疑惑など、さまざまなネタをつかんでおり、タイミングを測っているようです。要は、安倍政権がレームダックになっているため、次々と追い込みをかけているのです!

 従って、今後、カジノIR関連も含めて、安倍首相の側近をターゲットにした報道が過熱して行くことでしょう。

 コロナ問題終息のタイミングがいつになるのか?そこからが大変です。とくに、この大きな経済的落ち込みをどうするのか?オリンピック開催問題とあわせ、「安倍一強政権」が正念場を迎えることは間違いありません。

 しかし、考え方によっては、この「カジノIR問題」は経済再生の大きな武器になり得ます。ただし、これは「諸刃の剣」となるでしょう。なぜなら、これをうまく利用すると、最悪のレベルにまで落ち込んでいるこの国の経済を一挙に持ち上げることにもなる訳です。

 先日、トランプ大統領が意味深なツイートをしています。理由は記さず安倍政権と日本の経済は大丈夫だとつぶやいているのです。

 事実、速攻性のある具体的な経済対策は「カジノ・IR」が最適です。間違いありません!横浜IRも揉めているように見えますが、関係者は皆さま「仲間」で、菅官房長官と藤木氏がコントロールしているのです。

 「安倍・トランプ密約」における最大の「カジノIR業社」はトランプ大統領の盟友であるSand'sのアデルソン氏です。彼は、本当は横浜ではなく、当初から東京の築地跡地か有明で実行したいのです。小池都知事の今夏の再選に確信がもてたら、横浜から東京に鞍替えしますよ。大阪IRもすごく進んでいるように見えていますが、MGMの財務問題で崩壊する可能性が浮上してきています。

 また、九州では長崎IRが来月から「RFP」すなわち"公募"を開始すると告知していますが、すでにお伝えしたように、これもいまだ地元を含めた日本側のエクイティ参加企業が皆無です。海外カジノ投資企業だけの応募に法的な縛りはありませんが、国の指導方針から大きく逸脱するので最終の指定は間違いなく取れません。税金の無駄使いを続けているわけで、「超お粗末」で「愚か」と言ってよいでしょう。

 JCの若い諸君、さらにはこれを後援している九州経済連合会、「IRプロジェクト福岡都市圏誘致」をがんばってください!最大のチャンスです。当然、これはコロナウイルス問題で落ち込んだ福岡経済再生対策の目玉になることは間違いありません!高島市長も腕の見せ所です。

【青木 義彦】

関連キーワード

関連記事