2024年04月19日( 金 )

中洲の店、6月1日より営業予定「91.66%」(福一不動産調べ)

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 福一不動産(本社・福岡市博多区上川端町11-1)が電話にて中洲のスナック、クラブに「営業開始日予定」に関する調査を行った(調査日:令和2年5月15日)。詳細は下記。

福一不動産代表取締役 古川 隆 氏

【調査対象】
中洲2〜4丁目のクラブ22軒、スナック16軒、キャバクラ9軒、バー4軒、ショーパブ1軒
合計48軒の調査

営業中      1 ( 2.16%)
6/1から営業予定 44 (91.66%)
※自粛中でも予約があれば営業2(4.16%)
未定            3 ( 6.25%)

 中洲のナイト系のお店は、閉店がかなりあるのではないか?とマスコミ等で噂されていますが、上記の様にほとんどの店が6月1日に営業再開予定です。
3軒未定のお店がございますが、6月1日から営業再開をしてもお客さんが戻ってくるかどうかまだわからないため、営業再開日を見合わせている状況です。
 閉店の店が出てない理由については、行政等の家賃緩和、休業補償措置等に加え、融資を受ける事が出来ている為と思われます。

福一不動産 古川

【解説】「中洲のかなりの店が廃業、夜逃げ」という憶測が流れていたが、現実はどのママたち、オーナーたちも「できることなら中洲で継続して商売をしたい」という本心を持っていることが判明した。現在、行政による事業継承のための手厚い休業補償措置などの融資条件緩和で、経営者たちは「商売ができるかな」という淡い期待を持っているのではと推測できる。

 例えばフィリピン人経営者が金融機関に融資を持ち込んだところ、「けんもほろろ」に断られた。これが今までの「通常パターン」。ところが翌日、金融機関から呼び出しがかかり「融資しますから来てください」という信じられないような吉報が飛び込んできた。

 弊社はNetIBNewsで度々、警告を発してきた。「中洲にお客は簡単に戻らない。今年の12月の売上は昨年の同額だ」と論じている。7月までに期待したお客が戻らないという事態になって、初めて閉店する店が続出するだろう。

【青木 義彦】

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