2024年04月19日( 金 )

DS大手3社の前期決算、利益で明暗 トライアルとMrMaxは経費吸収できず減益

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 ディスカウントストア(DS)3社の2019年度決算は、トライアルカンパニーとミスターマックスHDが増収減益だったが、ダイレックスは増収増益と明暗が別れた。2社が人件費高を吸収できなかったのに対し、ダイレックスは医薬品の販売増で粗利益率を改善し14.9%の経常増益を達成した。

 トライアルの営業収益は4,279億円、売上高は4,017億円。売上は小売子会社への供給高で、小売売上高に換算すると4,834億円。経常利益が47.3%減と大幅に減ったのは本社のマージンを減らし、子会社の取り分を増やしたため。粗利益は半減した。

 同社の決算からだけではグループの業績はわからない。ただ、人件費高騰で子会社の収益が悪化したことから、本社の粗利を削ることで小売子会社の粗利を手厚くしたと見られる。子会社から徴収する家賃・各種手数料の合計である「営業収入」は前期と同じだった。これまでは出店による売上拡大で経費増を吸収できたが、人手不足で難しくなっていることを示す。

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