6月からクラブなどの「接待をともなう飲食店」も本格的に営業を再開したが、「夜の街」中洲を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。6月は自粛期間の反動もあり、一時的に客足が戻ったが、その後の感染拡大の報道により再び閑古鳥が鳴いている。
西中洲の和食屋は「近くのクラブで感染者が出た途端、お客さんがパッタリ店に寄り付かなくなった」という。いわゆる「飲み屋」でのクラスター発生は、近隣の飲食店にまで影響をおよぼすため、中洲全体の地盤沈下へとつながっている。
飲食店の閉店や休業も見慣れた光景になり、キャバクラが運営していた店舗数を減らす話も珍しくなくなった。中洲の中心に位置する和食屋は「工事のために出入りする業者を毎日見かけるようになった。現状復旧工事をしないと店も畳めないから」と嘆息する。今の中洲は、活況を取り戻すどころか、すでに退去にともなう工事ラッシュに入っているというのが実情だ。
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