2022年08月18日( 木 )
by データ・マックス

アビスパ、無敗ロードは15でストップ~磐田2-1福岡

 サッカーJ2リーグのアビスパ福岡は1日、アウェーのヤマハスタジアムでジュビロ磐田と第30節の試合を行った。
 アビスパは15戦無敗、対するジュビロは5戦無敗。アビスパは厳しいプレスからのカウンター、ジュビロは高い個人技術をベースにしたパス回しと、対照的なプレースタイルを持つ両チームの激突となった。

 前半は福岡が素早いボール奪取からのカウンターで何度かチャンスをつくるものの、得点は奪えず。13分にはDF輪湖直樹が強烈なロングシュートを放つが、枠をとらえるには至らない。

 試合が動いたのは前半終了間際、41分だった。磐田はゴールから38mという遠距離でフリーキックを獲得、キッカーは元日本代表・MF遠藤保仁。正確無比なキックで日本代表を長く支えたベテランの右足から放たれたボールは、弧を描いて福岡GK村上昌謙と福岡DF陣の間に飛び、磐田DF中川創の頭にジャストミート。磐田が1点を先制し、前半が終了した。

 さらに後半開始直後、50分。またもきっかけは遠藤保仁だった。中央でボールを奪ったMF遠藤は左サイドのMF大森晃太郎にパスを供給。大森はキレのいいドリブルでゴール前に侵入し、右サイドのMF松本昌也にパス。松本からボールを受けた日本代表FW小川航基が右足を振りぬくと、滑り込んだ福岡DFの足に当たってコースが変わったシュートはネットに吸い込まれた。これで磐田は2点をリードする展開になる。

 2点ビハインドという厳しい状況にも、アビスパの選手たちの動きに疲れは見られない。鋭いカウンター、直接フリーキックで何度も磐田のゴールを脅かすが、磐田GK八田直樹の好守に阻まれ、あと一本が出ないじりじりした展開が続く。

 福岡が一矢報いたのは82分。MF前寛之の高速縦パスを受けたFW遠野大弥が反転して右足を振りぬくと、シュートは磐田ゴール右隅に突き刺さり、1点を返した。

 その後も幾度となく攻撃を繰り返して決定機をつくるものの、磐田のテクニックにうまくいなされるかたちで得点には至らず、1-2で敗戦となった。実に16試合ぶりの黒星で、順位も得失点差で2位に転落。「アビスパ不敗の秋」は、11月の声を聞いたところでひとまず中断となった。

 しかし、チームとしての戦い方が板についてきたアビスパにとって、一試合の敗戦で失うものはそれほど多くはない。主力のFWフアンマ、DFドウグラスグローリは次節まで出場停止だが、磐田戦では長く戦線離脱していたDFグティエレスがベンチ入り。リーグ戦終盤に向けて、選手層は厚みを増している。

 10月31日まで行われていたクラウドファンディングでは、2,500万円を超える支援金額を達成。現実味を帯びてきたJ1昇格に向け、ベスト電器スタジアムで声援を送ってほしい。次のホームゲームは11月8日、松本山雅戦だ。

【深水 央】

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