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2020年11月17日 16:18

中国経済新聞に学ぶ~コロナ期間中、中国へ行った(前)

 今回の新型コロナウイルス感染により、中国へ行くことが非常に困難になり、航空券が何度もキャンセルされた。
 筆者の経験では、航空会社のホームページではないネットでの販売価格が2,000~3,000元(約4万円前後)の航空券は、ほとんどすべてが「未確定チケット」であり、中国への帰国の荷物の準備を始めるころに「理由があってフライトキャンセル」と必ず通知されるものだった。その理由を尋ねても誰もわからず、再予約または、1か月後の新たな予約が必要な航空券だった。

出国準備

 それゆえ、中国行きのチケットは、できるだけ航空会社の公式ホームページで購入した方が良い。もっとも安全なのは、中国の各航空会社の公式ホームページだ。、そこに掲載されているのは基本的には中国民航総局の「5つの一番」政策により編成されたフライトであり、一般的にはキャンセルされることはない。

 チケット代についていうと、東京から上海へは東方航空で片道2万元(約32万円)、日本への帰路は全日空で1万5,000元(約23万円)にて購入した。通常ならば3,000~4,000元(約5万円前後)のチケットが、今回のコロナ禍で10倍に跳ね上がった。どうしてそんなに高いのか。

 航空会社の友人の説明によると、欧州とアメリカから中国への直行便がほとんど停止しているため、欧米からの中国人乗客の大多数は、東京での乗換えを選択せざるを得ず、チケット代が高止まりしているという。もちろん航空会社のその他のコストの要因もある。

 中国訪問にあたり、事前に必須である2つの条件がある。第1条件は、PCR検査が必須であることだ。中国在日本大使館は推薦する検査の医療機関名のリストを公表している(大使館のホームページで見られる)ので、これらの機関に事前に電話で検査の予約をして、相手側に自分の訪中フライト日をはっきりと伝えると、医療機関は逆算して、事前検査日を確定してくれる。

 一般的に、検査から結果の取得まで2日間が必要である。大使館が推薦する医療機関に行って検査を受けるが、このメリットは、検査結果報告書が完全に中国側の要求に基づき作成されており安心である点だ。ただし、検査に行く時の注意事項としては、パスポートを必ず持参すること。検査費用は幅があるが、だいたい3~4万円であり、支払いは現金である。

 第2条件は、非日本国籍の外国人の場合、必ずネットで「再入国」確認手続き(再入国予定受理書)をしておくこと、および日本を離れる1ヶ月内に申請しなければならないことだ。そうしておかないと、日本への帰国時に面倒な目に遭う。

 申請の方法は、日本の出入国在留管理庁のホームページに専用のメールボックスがあるので、規定された個人情報を記入し、管理庁にメール送信し、管理庁で確認されれば、受理のメール返信が送られてくる。その受理の返信メールを1通、プリントアウトし、帰国時まで持参し、日本へ入国したとき、入国審査官に提示する。

成田空港の出発

 以上の2つの大事なことを完了したうえで、飛行場に向かう時、一番大切なことは普段より2時間前に到着することだ。なぜなら、各種検査の手続きが普段より面倒だからである。

<必須事項:空港へ行く時の持参物>
 第1:パスポート
 第2:在留カード
 第3:PCR検査報告書(事前にコピーを3部準備)
 第4:再入国受理のメール(プリントアウトしておく)

 成田国際空港での搭乗手続き時、空港係員は以上の書類が全部揃っているか否かをチェックし、もし不備があれば、搭乗手続きは不可能となるであろう。その他の流れは通常と同じだ。出国時、各所で体温検査が行われるが、PCR検査は行われない。空港内の職員は基本的にマスクをしているが、大した恐怖感は感じられない。防護服を着ている人は、基本的に航空会社の職員であり、会社の規定で着ている。

 搭乗時の防護として、大部分の乗客はマスクをするのみであるが、防護服を着て「完全武装」している乗客もいて、筆者の目には少し奇抜に映った。

 飛行機のキャビンでは「三密」の空間を保っているが、数分間ごとに換気をしているので、空気は新鮮に保たれている。キャビンアテンダントもマスクをしているだけで、防護服は着ていない。

 従ってキャビンでは平常と同じであり、とくに要求される防護はない。消毒ティッシュを持参すれば、随時、手を拭くことができて、より安心できるだろう。唯一、通常と異なると感じたのは機内食で、通常の弁当ではなく、パン1袋と飲み物が1回だけ提供された。

 空港のフライト数が少ないので、離着陸の待ち時間か短く2時間のフライトで、一寝入りすると上海浦東国際空港に着いた。

(つづく)


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