2022年07月02日( 土 )
by データ・マックス

解体工事を通じて 福岡のまちづくりを支えて40年

(株)石橋高組

安心・安全な工事で都市・福岡の屋台骨を支える

 「信用第一」「切磋琢磨」「自他共栄」。(株)石橋高組は、この3つの社訓そのままに、信頼と実績を積み重ねてきた企業である。その高い信用と実績は、2013~16年、19年にわたり、福岡市から工事成績優良業者として表彰されていることからも明らかだ。

 「こういうかたちで評価されることは、非常に喜ばしいこと」と語る同社の石橋高行代表。家業を継ぐかたちで仕事に就き、この道40年のベテランだ。

 同社の事業は、解体工事と土木工事の2つが主体。また近年、廃棄物の適切な処理やリサイクルの必要性が注目されるなか、産業廃棄物処理も重要な事業の柱となっている。

 とくに解体工事では、「安心・安全な石橋高組」として幅広く信頼を勝ち得ており、福岡県下常時約25カ所の現場で解体工事を行っている。地元業者からは「石橋高組さんの現場は、きれいに整理整頓されていてすばらしい」と高い評価を得ている。現場の整理整頓は、作業員の安全のためでもあるが、近隣住民の安心にもつながる大切な要素だ。

 石橋高組の解体工事は、小規模なものではフェンスや住宅の門、ブロック塀などから、住宅リフォーム・リノベーション時の部分解体工事などの中規模なものなど。さらにアパート・マンションなどの集合住宅の解体工事、中高層ビルの解体工事、橋梁やプラントなど特殊な技術を要する解体工事など大規模なものまで、幅広く対応している。

福岡空港の旧管制塔解体工事
福岡空港の旧管制塔解体工事

 同社が携わった解体工事のなかでも注目すべきは、福岡の空の玄関口・福岡空港に関わる解体工事だろう。1997年、アメリカ軍からの返還以来使われ続けてきた管制塔が解体されたが、これを担当したのが石橋高組だった。

 「管制塔は高さがある建物で、普通の重機では届かない。とくに、一番上の管制室部分は水平に張り出した構造になっています。でも、建物というものは上から解体していかないと倒壊する危険性があります。そこでどうしたかというと、『届かないところは手作業で解体しよう』ということになりました。崩して下ろしてという作業を繰り返して、ずいぶん手間のかかる仕事でした」(石橋社長)。

 以来、福岡空港でのさまざまな解体工事を手がけ、最近では福岡空港内の福岡県警察航空隊旧庁舎の解体を行った。福岡空港の滑走路上から見える海上保安庁のヘリ格納庫の隣、といえば空港をよく利用する人なら見覚えがあるのではないだろうか。

ていねいな計画と施工で信頼を積み重ねる

本社社屋
本社社屋

 石橋高組の解体工事は、まず徹底した事前調査で構造物の種類、近隣の状況などを明らかにすることからスタートする。解体作業環境、周辺の環境、機材などの搬入ルート、解体後の廃材の搬出ルートなどを詳しく調査し、その結果と施主の要望を踏まえて適切な解体作業計画を策定する。計画を基に費用・工期・解体方法などを算出し、見積を提出。契約が成立すると、まずは周辺の住民に工事への理解をしてもらうため、挨拶と工事内容の説明に回る。

 防音対策として防音シートや防音パネル養生、低騒音型重機を使用し、振動対策として解体する建物に必要以上に負荷をかけない操作や重機の低速走行を実施している。防塵対策のためには散水や防災シートを活用、解体工事で生じた産業廃棄物は分別して中間処理施設へ搬出、必要に応じて処理・処分・再生処理までを一貫して対応する。

 土木工事においても、石橋高組が積み重ねてきた信頼と実績は大きい。公共工事では、道路、河川、下水道などを行い、民間工事では舗装、宅地造成などの施工も行っている。公共工事、民間工事ともに、そのスピードと完成度は依頼主から高い満足を得ている。

 産業廃棄物処理は、解体工事には欠かせないものである以上に、リサイクルや環境問題の側面からも大きな注目を集めている。石橋高組では、「廃材の95%資源化」を目標に掲げ、日々クオリティーの高い産業廃棄物処理に取り組んでいる。一例を挙げると、同社は建築物の解体から分別、再資源化までを一貫したサービスとして提供している。解体後に現場から出たさまざまな廃棄物を、提携企業とともに「積み込み」「運搬」「再生処理」「最終処分」まで責任をもって行う、ワンストップのトータルサービスだ。細やかな工程をそれぞれ別の業者に依頼するよりも低コスト、かつ短期間で行えるためメリットも大きい。

柔道を通じた社会貢献活動にも積極的に取り組む
柔道を通じた社会貢献活動にも積極的に取り組む

 本業である解体工事・土木工事・産業廃棄物処理で着実な実績を積み重ねる一方、石橋高組は社会貢献においても精力的に活動している。毎週水曜日の午後7時~午後9時まで、自社内に設けた柔道場で地域の小学生から社会人までを対象に柔道教室を開いているのだ。心・技・体の充実こそ石橋代表の目指すもの。この柔道教室で柔道を学び、強豪校で活躍した後に同社に入社した社員もいるという。

 毎年年末には、地域の住民や関係各社の従業員などを招いて餅つき大会を開催。地域に溶け込み社会に貢献する、企業の在り方の1つの模範といえるだろう。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:石橋 高行
所在地:福岡市西区拾六町5-11-42
設 立:1983年6月
資本金:2,000万円
TEL:092-881-0283
URL:http://www.ishibashitakagumi.com


石橋 高行 氏<プロフィール>
石橋 高行
(いしばし たかゆき)
代表取締役。1958年生まれ。福岡県出身。東海大付属第五高校卒業後、家業の解体・土木工事会社「石橋組」に入社。83年(株)石橋高組を設立し、現在に至る。子ども向けの柔道教室を開催するなど、ライフワークである柔道を通じた社会貢献を積極的に行っている。

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