2024年04月26日( 金 )

新型コロナウイルスの感染拡大~テレワーク時代は郊外の一戸建が最適

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 【表1】を見ていただきたい。国内の新型コロナウイルスの感染者推移表である。
~この表から見えるもの~
◆20日の国内感染者合計は前日比+2,496人の計19万9,248人。
◆感染者数1位は東京都であり、前日比+556人の5万1,446人。日曜日の新規感染者 としては過去最多となった。12月17日は前日比+882人と1日の新規感染者数としては過去最多となっており、感染拡大は今もなお続いているのがわかる。11月末比+1万507人。
・2位は大阪府。前日比+250人の2万7,037人。11月末比+6,764人。
・3位は神奈川県。前日比+239人の1万6,851人。11月末比+3,217人。
・4位は愛知県。前日比+160人の1万4,145人。11月末比+2,805人。
・5位は北海道。前日比+135人の1万2,197人。11月末比+3,328人。
・6位は埼玉県。前日比+161人の1万1,672人。11月末比+2,359人。
・7位は千葉県。前日比+119人の9,040人。11月末比+1,280人。
・8位は兵庫県。前日比+104人の8,204人。11月末比+1,774人。8位の兵庫県までに加えて、23位の岡山県(前日比+111人)では、新規感染者が100人超となっている。
◆政府は新型コロナウイルス対策として、観光支援事業「Go To トラベル」を28日から21年1月11日まで、全国で一時停止すると表明。全国一斉の停止に対する批判が多いなか、年末年始の移動制限により、新型コロナウイルスの感染者数の増加に、はたして歯止めがかかることになるのだろうか。

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 【表2】を見ていただきたい。九州7県の新型コロナウイルスの感染者数推移表である。
~この表から見えるもの~
◆九州7県の12月20日現在の感染者累計は、前日比+159人の1万1,747人。全国47都道府県の感染者合計は19万7,324人であり、5.9%を占める。
◆1位は福岡県。前日比+98人の7,366人。シェアは62.7%と圧倒的に高いのが目に付く。11月末比+1,543人。
・2位は熊本県。前日比+20人の1,456人。シェアは12.4%。11月末比+433人。
・3位は鹿児島県。前日比+2人の877人。シェアは7.5%。11月末比+248人。
・4位は宮崎県。前日比+8人の665人。シェアは5.7%。11月末比+163人。
・5位は大分県。前日比+8人の574人。シェアは4.9%。ただ、11月末比+279人と2位の熊本県につぐ増加数となっている。
・6位は佐賀県。前日比±0人の409人。シェアは3.5%。11月末比+100人。
・7位は長崎県。前日比+23人の400人。シェアは3.4%。11月末比129人。20日の新規感染者は最多の23人となっており、クラスターが発生している。

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<まとめ>
 新型コロナウイルスの感染拡大により、職場環境も変化している。会社に近い東京都心のマンションに住むことがサラリーマンにとって最高の場所であった。しかし、テレワーク(在宅勤務)が新らたに加わり、今後さらに増加するものと予想されている。

 テレワーク時代の到来により週に1~2度の出社で良いことになると、都心のマンションに住むより通勤に1時間半~2時間かかるとしても埼玉県、神奈川県、千葉県などにある郊外の一戸建も通勤に適する場所となる。

 福岡都市圏においても、天神や博多駅周辺のマンションより、近郊の糸島市、春日市、大野城市、太宰府市などの郊外に戸建住宅を求めるサラリーマンが増加するものと予想される。新型コロナウイルスの影響は、マンション業者を含む建設業界にとっても、業績を一変させる事態に直面しているといっても過言ではないのではないだろうか。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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