2024年03月29日( 金 )

次世代のデジタルバンク「みんなの銀行」、24時間スマホで口座開設が可能に~ふくおかフィナンシャルグループ

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 (株)ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市、柴戸隆成会長兼社長、以下、FFG)の子会社の(株)みんなの銀行(横田浩二頭取)は14日、インターネット専業銀行「みんなの銀行」としての事業方針を発表した。

 「すべてのサービスがスマートフォン上で完結する新しい銀行」(横田頭取)という新銀行の主な特徴は、スマートフォンのアプリで365日、24時間、いつでも口座の開設ができることだ。口座開設に際しての来店、印鑑の押印、書類の郵送は不要だ。同社が強調する通り、まさに印鑑レス・郵送レス・カードレスだ。
 また、スマホのアプリが財布代わりになる。アプリで振り込み、ATMの入出金などのサービスを行えるようにする。

 まず5月下旬(予定)から、首都圏を中心に、全国でサービスを提供する。主なターゲットはネットに慣れた「デジタルネイティブ世代」を中心とする若い世代。デジタル起点で発想し、ゼロベースで設計された次世代のデジタルバンクの今後の挑戦が注目される。開業3年目で120万口座の開設、預金残高2,200億円、ローン残高800億円とする目標を掲げる。

 利用者の声や口座の取引データなどを反映し、サービスの改良を重ねる。小売店など他社と連携し、個人向けローンなどを即時に提供することで、若い世代の囲い込みを狙う。横田頭取は「既存の銀行業務にしばられず、これまでにない新しい銀行を目指して、イノベーションを起こしていきたい」と述べた。

【茅野 雅弘】

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