時代の動きを捉え、柔軟に対応する その敏感さとフットワークが強さの理由|電究社
<COMPANY INFORMATION>
(株)電究社
代 表:直塚和知
所在地:福岡市南区寺塚1-16-9
設 立:1994年8月
資本金:1,000万円
TEL:092-511-7773
URL:https://www.denkyusha.co.jp
ビルやマンション、ホテル、商業施設から注文住宅まで、多彩な建築物を手がける(株)電究社。同社は電気設備工事を専門としながら、これほど多様な実績をもつ稀有な存在だ。直近ではONE FUKUOKA BLDG.、博多もつ鍋おおやま、キャナルシティ博多など、福岡で注目を集める施設の施工に数多く関わっていることからも、その実力がうかがえる。
【目次】
- 有機的に機能する 少数精鋭のチーム
12名の少数精鋭ながら、デザイン性とチーム力を強みに安定成長を続ける電気設備工事会社の組織力が示されている。 - 闘う相手は 同業者ではなく「時代」
デジタル化と働き方改革を早期に進め、環境変化に柔軟に対応してきた経営判断と先見性が語られている。 - 掲げる社是は 「よく働き、よく遊べ」
感度の高い人材を重視し、効率的な働き方と待遇面の充実によって若手が活躍できる風土を築いている。 - 求人情報
有機的に機能する少数精鋭のチーム
(株)電究社は、わずか12名ながら、確かな勢いで成長を続ける少数精鋭集団だ。近年の売上高はおよそ年平均5〜10%のペースで着実に増収し、2023年には新社屋を構えるなど、その好調ぶりは目に見えるかたちでも表れている。
「見かけだけ立派でも意味がありません。大切なのは中身です」。代表取締役・直塚和知氏はそう語る。近年、同氏が強く実感しているのは、社内の空気感や価値観が一体となり、チームが有機的に機能しているという手応えだ。その評判は、社外からも聞こえてくる。
「ご来社された協力会社の皆さんはもちろん、お付き合いのある金融機関や士業の方々からも『働きやすそうで、何よりも電気工事の会社らしくない、デザイン事務所のようです』と、当社の空間に良い評判をいただくことが多いです」。
実際にオフィスを訪れると、スタッフの気持ちの良い応対に心地よさを感じる。相手に喜ばれる接客を徹底してきた結果だというが、その背景には電気工事業界と少しばかり異なる世界を知る直塚氏の独特の考えがある。
「ものづくりが好きで高校、大学でデザインを学び、グラフィックデザイナーとしてDTPの世界で働いていたのですが、そこに先代の父から仕事を手伝ってくれという話があり電究社に入りました。その際の誘い文句は『うちも同じものづくりの世界、面白いぞ!』だったのですが、自分が思い描いたイメージをチームで仕上げていくところはたしかにものづくりだと思いましたし、二次元世界とはひと味違うダイナミズムを感じました」。
そして、もう1つ気づいたことがあったという。「最初からこの業界にいたら分からなかったでしょうが、外からきたからこそわかることもあります」。同氏は、デジタルの世界で培った技術や感性を、工事施工の現場へ積極的に取り入れていく。来訪者への洗練された応対も、そうした世界を知っていたからこそ必要だと思えたのだ。
闘う相手は
同業者ではなく「時代」
15年に事業を承継した直塚氏は、代表就任後すぐに社内共有システムの導入をはじめとする「デジタルを駆使して社外でもスムーズに仕事ができる環境づくり」に着手した。その先見性が真価を発揮したのは、5年後のコロナ禍だった。社会が混乱するなか、同社が普段通り業務を遂行できたのは、必然だったのである。
「現場の写真や図面指示のやり取りなど、今では当たり前のことを20年以上前から実践してきました」と直塚氏は語る。この効率化をどこまでも追求する探求心と長年の蓄積があったからこそ、使えるツールと使えないものを見極めながら、真に効果的なデジタル化を推進できているのだ。
さらに直塚氏は就任直後、残業が当然とされがちな業界において、いち早く分業制を導入し、誰もが気兼ねなく休暇を取れる体制を構築。「働き方改革」として法制化される前から労働環境を整えていたのだ。その成果は数字にも表れており、社員の有給休暇取得率はなんと100%を誇る。
常に時代の先を見ることで、自分たちは同業者とではなく時代と闘っているのだと語る直塚氏。世の中の動きを敏感に捉え、柔軟かつスピーディーに対応できるかどうかが、企業の未来を左右する。トップ自らが常に情報のアンテナを張り、フットワーク軽く行動することが電究社の強さの理由だろう。
掲げる社是は
「よく働き、よく遊べ」
そんな電究社に相応しい人材を直塚氏は「ひと言で表現するなら『感度のいい人』」と語る。同社でいきいきと活躍する社員には、たしかにその共通点がある。たとえば入社面接。情報を自分なりに集め、業界の動きをしっかりと研究して来る者。同社のホームページを見て他社とちょっと違うことを敏感に感じ取って面接に来る者。など決して受け身ではなく自分から行動する。世間の情勢にアンテナを張り違いを敏感に感じ取っては、会社への改善提案も臆さない。それが直塚氏のいう「感度のいい人」だ。
社是は「よく働き、よく遊べ」。「遊びに重点を置くくらいが、ちょうどいい」と直塚氏は言う。「でも、遊ぶためには時間が必要です。仕事に追われていては遊ぶことはできません。そのためには仕事を工夫し効率を上げていく。そこが肝心です」。
自身も若いころは時間をつくるためにアタマをフル回転し、人より多く捻出していたという。また、遊ぶためには懐の余裕も必要だ。「待遇面でもしっかり後押しする」と、直塚氏は笑みを浮かべる。
どちらかといえば旧態依然と思われがちな電気工事業界で、ほかにない独特の風土をもつ同社は、業界の一歩先を行くスタイルで、「知る人ぞ知る」存在へと成長した。これからは「電究社」という社名のいっそうのブランディング化をはかり、さらに知名度を上げていくことが目標だ。同社では20代、30代の若手が大いに活躍している。直塚氏の考えに共鳴するユニークで先進的な考えをもった人材が集まれば、それも遠い未来ではないだろう。
<求人情報>
(株)電究社
業 種 :建設業
職 種 :電気設備工事業
勤務地 :本社(福岡市南区寺塚1-16-9)
採用担当:中原恵
TEL :092-511-7773
採用ページ:https://www.denkyusha.co.jp/recruit/personality/








