NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
今回は12月22日の記事を紹介する。
さる12月21日、「BIS人間万歳部会」奥井八洲子部会長がお嬢さまの愛香さんと「奥井八洲子&愛香 母娘ソプラノ・ジョイントリサイタル in 銀座」~日本を代表するテノール 村上敏明先生とともに~を銀座ライオンズビル銀座クラシックホールで開催され、午後の第2回演奏会に参加した。BISからは第1回の部に松尾典子さん、星谷隆さん、増田稔さんなど、第2回の部にはドクター中松さん、長谷川明美さん、金井朋子さん、石川貴久江さん、伊藤正さん、ブルガリア元特命全権公使のJurianaさんなどが応援参加。
奥井さんは難病を患っておられたそうだが、歌が健康に効果的とのことで、オペラを始められたとのことだ。10カ月前にオペラ歌唱を始められたという娘さんの愛香さんも母親の八洲子さんに劣らぬ歌唱力で驚くとともに感銘を受けた。
日本の有名なテノール歌手・村上敏明先生の御指導の賜物だろう。
筆者はかつて1950年代、東京外国語大学イタリア学科在学中、イタリア語の先輩の前田義徳NHK会長が戦後初めてイタリア歌劇団を日本に招聘。イタリア語の学生がアルバイトで通訳およびサクラで上野音楽堂の最上階で同級生と歌唱が終わるたびに「ブラボー」と大声を上げる役割を担った経験があり、今回の演奏会にもご縁がある。
イタリアオペラは「べル・カンカータ歌唱力」が重要で、肺や心臓にも好影響を与え、健康にも効果的と言われている。世界的に有名な脳科学者で、世界最先端の脳科学、音楽療法の研究家で、世界をリードしている認知神経科学の権威者でもあるノルウェー・ベルゲン大学音楽心理学教授のステファン・ケルシュ教授は、『音楽は私たちの健康や若さを保ち、言語能力の獲得を後押しする』と自身もバイオリニストの経験を踏まえ、力説しておられる。
音楽と健康に興味のある方はケルシュ教授の『最高の体調をつくる音楽の活用法~免疫力・回復力を高める4つの力』、および 『脳と音楽~気鋭の脳科学者が挑む「音楽とは何か?」』(新潟大学脳研究所・ 伊藤浩介著、世界文化社 )を味読されることをお勧めしたい。
同書は「音楽とは何か?」「ベートーベンからAKB48まで名曲の秘密に脳の緊張と弛緩あり」など有益な情報を提供してくれる。
奥井八洲子、愛香さんはBIS(日本ビジネスインテリジェンス協会)新設の「BIS有志コーラス会」にも所属されている。今後とも同コーラス会でも中心となり、ますますのオペラへのご精進と、ご活躍を祈念する次第です。
<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)
鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。








