2022年05月24日( 火 )
by データ・マックス

暮らしに不可欠な仕事として 技術と人間力をより高みへ

山本設備工業(株)

高い技術力の伝承と明朗さ

社屋外観

 山本設備工業(株)の創業は、1956年2月に創業者の山本熊一氏が同じ志をもつ2名の社員とともに事業を開始したのが始まり。61年3月に法人化し、創業65年の社歴を誇る地場有数の老舗・総合設備工事会社である。現在の代表取締役社長は3代目の山本慎一氏。2006年1月に代表取締役社長に就任して今日に至る。

 同社の事業は総合設備工事で、住まいや建築物を中心とした水と空気における供給環境を充実させる仕事が中核となっている。24時間対応のアフターメンテナンス体制、薬品類を一切使わない無害な圧縮空気と水道水で管内を洗浄し、人体と環境に優しい『JAB洗浄』のサービス提供、オリジナルの施工基準書など、さまざまな独自サービスを展開する。とくに同社がこれまで手がけてきた工事実績で蓄積された技術・施工マニュアルは全社で共有されている。

 同社は事業を実施するなか、高い施工品質や技術と同様に、社員が業務に取り組む姿勢も顧客から高い評価を得て、厚い信頼を築き上げている。

 「勤勉で明朗。常に元気良く仕事され、真摯に謙虚にそして迅速に丁寧に仕上げていただける。夜通し行うなど厳しい難易度の高い案件も同様です」とは同社の顧客の声。同社社員一同が明朗で謙虚なことは本社を訪問すれば、すぐにわかる。一様に訪問者へのあいさつを欠かすことなく、訪問者は温かい気持ちになる。あいさつをはじめとした人としての基本姿勢を、現場のいかなる時でも徹底されている。基本姿勢について、山本代表が率先垂範し、山本代表の意志が社内に伝わっている。こうした基本を大切にする姿勢が、高い技術力と施工力、品質を支える優れた「人間力」となっているのだ。

積極的な人材採用を展開

 同社は毎期、積極的な新卒採用を行っている。近年の新卒採用は大手や業界中堅企業への応募が集中し、採用において競争が激化している。そんな大手優勢の状況のなかにおいても、同社は地道に採用活動を継続し、新卒人材を確保している。

現場での綿密な意思疎通は欠かせない

 同社人材採用活動の1つに、採用専用のウェブサイト運営がある。『山本設備工業リクルートサイト』の呼称で、同社の特色・魅力、社員の生の声、詳細な仕事内容、山本代表のメッセージ、職場見学レポートなど、同社の全容を余すことなくわかりやすく表現されている。加えて会社説明会も随時開催し、学生との対話を重ねることで、親切丁寧でわかりやすいと学生から好評を得ている。とくに山本代表のメッセージと社員の生の声は、同社の社風である誠実で心を込めた丁寧な仕事の取り組み、社員の仕事に対する真摯な姿勢や厳しさが伝わると好評だ。一体感あふれるチームワークも具体的に語られている。

 「当社の仕事は建設のなかでも地味で裏方の部類でありますが、総合設備工事は水と空気を扱う仕事です。水と空気は人間が生きていくなかで、絶対に不可欠です。人々が生活するうえで、この仕事はなくなりません。市場の動きは時代によって変わりますが、私たちの仕事が途絶えることはありません。奇をてらうことはなく、真面目に一歩ずつ進んで技術を高めていけば、生涯の仕事になることを約束いたします」(山本代表)と次世代を担う若者たちの新たな仕事づくりを期待している。

 さらに、「私たちの仕事は、心身とも過酷であることはたしかです。泥臭く辛い仕事であります。一方で〈縁の下の力持ち〉の存在で、社会に貢献する─世の中に役立つことは不変です。設備やメカニックなどモノづくりを通して、お客さまの快適性に応える仕事をともにつくり上げたいですね」(山本代表)と語る。

いかなる状況でも進化する

2019年竣工した地下機械室

 世界を恐怖に陥れ、現在も猛威を振るう新型コロナウイルス。ウイルスの鎮静化はまだ先とされている。同社において新型コロナウイルスの影響は、「社内業務およびお客さまとのコミュニケーションにおいて、オンラインへ移行するなど一部影響はありました。他方、施工現場では大きな影響はなく、おかげさまで変わらぬ体制で進んでおります」(山本代表)。

 続けて、「今から1年先までは受注の見通しは立っております。ただし現在の市況が続くことは期待できません。つまり、受注は減少していくことが予想されます。当社だけでなく、建設業界全体の市況が停滞するでしょう。今後厳しい市況のなかで、当社はどのようにして事業を推進すべきなのか。計画性をもって事業にあたらなければなりません」(山本代表)と、厳しい経営環境を踏まえた見通しを語る。

 激動の時代に突入した現代。山本代表は「時流がいかなる状況になっても、進化することを続けていくことがもっとも大切です。我が社においては、リニューアルの技術力と品質をさらに高めていくことです。それには、総合設備工事の技術の基本をより磨いていくことが大事です。そして技術力を高めていくには、人間力を高めていくことが必須になります。まずは私自らが、代表者そして1人の人間として、人格・品性・品格を磨いていくことです。人々に必要とされる技術と人間性─お客さまからのリクエストは年々高まり多様化しております。我々は、真の設備工事のプロになることを徹底していきます」(山本代表)。

 技術と人間力の鍛錬が両輪であることを明言する山本代表。同社のますますの発展と進化が期待される。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:山本 慎一
所在地:福岡市南区清水3-5-27
設 立:1961年3月
資本金:5,000万円
T E L:092-554-5930
U R L:http://www.y-s-k.co.jp


<プロフィール>
山本 慎一
(やまもと しんいち)
1963年10月13日生まれ。福岡市出身。90年4月、山本設備工業(株)に入社。2002年12月、取締役就任。06年1月、代表取締役社長に就任した。趣味は読書、ゴルフ、海外旅行、家族だんらん。

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