2024年04月20日( 土 )

西松建設、都内マンションで施工不備 90億円の特別損失計上

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 西松建設(株)(東証1部)は19日、2019年3月に引き渡した東京都内のマンションで内装の施工不備が発覚し、21年3月期に瑕疵補修費用として90億円の特別損失を計上すると発表した。

 マンション名や施工不備の内容については、所有者の個人資産であることから「公表は差し控える」としている。同社では、構造体に関わるものではないと説明。原因は精査中といい、「品質管理上の確認業務が不十分であったことが原因と考えている。施工不備の責任は当社にあると考えている」との見解を示した。

 また、2月5日に公表した同期の業績予想を修正。売上高は3,362億円、経常利益は215億円、最終利益は特別損失計上の影響から171億円に修正した。

【永上 隼人】

関連記事