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2021年05月21日 11:15

【議員の通信簿】野原隆士・福岡県議(福岡市西区) 支援者も呆れる悪評

野原隆士・福岡県議会議員

評定 2 /10段階評価

野原隆士・福岡県議会議員(自民党HPより)
野原隆士・福岡県議会議員(自民党HPより)

 1957年生まれの64歳。日本大学獣医学科を卒業して福岡県庁入り。2011年の統一地方選で初当選して3期目。選挙区は福岡市西区。獣医師免許をもつ議員は全国的にも珍しく、福岡県議会では野原氏のほかに自民党福岡県連のドン・藏内勇夫県議(67)のみ。藏内氏も日大獣医学科の出身だ。

 野原氏は県議として目立った実績がなく、地盤も脆弱で選挙に弱い。これまで5回の選挙に立って3勝2敗。3勝のうち2回は無投票だったため実質1勝だが、この時も最下位当選に沈んでいた。

 昨年12月に制定された「福岡県ワンヘルス推進基本条例」は、人と動物の共通感染症の防疫を推進する全国初の取り組みの一環で、獣医師免許を持つ野原氏としては存在感を示す絶好のチャンスだったが、条例制定の中心となった藏内氏の陰に隠れたままだった。

 さらに野原氏については、長年の自民党支持者から悪評が寄せられている。

 「自民党ということで野原を応援してきたが、次(の選挙)はない。彼の言動に問題があることに加え、あちこちで私の悪口を言っているということも耳に入ってきた。少し調子に乗りすぎではないか」(西区在住の経営者)

 野原氏を悪しざまに言うのは自民党支持者だけにとどまらない。野原氏の選挙区である福岡市西区では昨年12月30日に、自民党福岡県連の重鎮で県議史上最多当選回数を誇った田中久也氏が急死(享年87)。4月11日に補欠選挙が行われたが、その際の野原氏の行動をめぐって同僚県議からも疑問視する声が挙がっているのだ。自民党福岡県連所属の県議が語る。「補選には久也さんの息子の田中大士氏が立ちましたが、大士氏が自民党公認をもらえなかったのは、自民党西区支部の野原氏が強硬に反対したから。(野原氏は)久也氏の地盤をもらえると勝手に思い込んでいたのではないか」(自民党県議)。

マスコミ各社に送られた「怪文書」
マスコミ各社に送られた「怪文書」

 田中大士氏(54)は結局、自民党「推薦」にとどまり、当選後に保守系会派の緑友会に所属している。野原氏は大士氏の公認に反対したほか、デマを流して大士氏の立候補を阻止しようとしていた疑惑もある。「自分が初めて出馬を決めた際に、(田中)大士にいきなり殴りかかられた」と虚偽情報を流すなど、およそ現職県議とは思えないような行動をとっていたことがわかっているのだ。

 西区補選では、大士氏が久也氏の後継候補に立つという噂が流れ始めたころから、大士氏の名誉を棄損する内容が書かれた怪文書が撒かれる事態となっていた。福岡県警は被害届を受けてファックスで送られた怪文書について発信元を特定しており、送信日時の映像が記録された防犯カメラのデータを入手したという。

 福岡市西区では、次回県議選で公明党が独自候補を立てるという噂が絶えない。仮にそうなれば、落選の可能性が最も高いのが野原氏であることは衆目の一致するところだ。

【福岡県政取材班】

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