2021年12月05日( 日 )
by データ・マックス

【インタビュー】令和時代の福岡4区のバランスのとれた発展を目指す

宮内 秀樹 衆議院議員(福岡4区選出)、農林水産副大臣

(聞き手:(株)データ・マックス代表取締役社長 児玉 直)

 ――年内に衆議院選挙が行われますが、福岡4区という地域をどうみていますか。

宮内 秀樹 氏
宮内 秀樹 氏

 宮内 福岡都市圏はまだまだ大きく発展する可能性を秘めたまちであり、アジアとの関係性が今後ますます強まり、人口も引き続き増えていくと思います。そのなかで、福岡4区は、海も山もあり、おいしい食材もあり、情にあふれる人が多く住んでいるところです。新たな令和時代の豊かな地域づくりのため、バランスのとれた発展を目指していきたいと思っています。

 ――いま最も注力していることは。

 宮内 現在、コロナ対策を進めながら、地域の10市町の首長と頻繁にやりとりをしています。首長の皆さんとは信頼関係を構築しており、ワクチンが不足していることを説明して理解してもらったり、余剰分を自治体間で融通してもらったり、医師会の先生たちに協力を求めるなどしています。医療従事者への接種が遅れており、早めるよう促しています。

 ――3期目で農林水産副大臣に就任し、海外との交渉など実務に携わっていますね。

 宮内 本当に多くのことを勉強しており、とくにクリアすべき課題、ポイントについて学んでいます。コロナ禍でなかなか海外出張ができませんが、そのなかで、外国とのパイプがあることの大事さを実感します。以前、田中角栄元首相は、初当選した議員に対して、ある国関連の議連に入らせて、その国のプロになれと汗をかかせ、20年毎年訪問するように育成していたようです。パイプができて事情がよくわかります。国際社会を理解するうえで、有益であったと思います。

 ――政治家として、元からやってこられた国土交通省(旧建設省)の政策領域における業務整理能力を高めていくことに注力されているのでしょうか。

 宮内 はい。あれもこれもと注力することはできません。政策の実現のためには、政策に関してよい知識を得られる場を増やすことが大事であり、それ以上に関係する人たちとの人間関係を構築することが必要です。

 スポーツ政策にもいろいろ携わっており、今回のオリンピック関連でいろいろな議員立法を策定しました。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議員連盟の一員なのですが、オリンピックの開会式前日、閉会式翌日は多くの人が移動するため、祝日化すべきと考え、そのための議員立法に尽力しました。今年は海の日:7月19日→7月22日(木)、スポーツの日:10月11日→7月23日(金)、山の日:8月11日→8月8日(日)とそれぞれ移動していますが、これには立法化が必要でした。

 関連して、チケット高額転売問題対策議員連盟の事務局長も務めております。人気グループのコンサートのチケットは転売されて元の価格の何十倍にも膨れ上がるという問題が起きており、IOCからオリンピックのチケットにおいて転売により高値でやりとりされることがないよう要請を受けておりまして、そのための規制に取り組み、「チケット不正転売禁止法」として立法化しました。

 ――自民党内で「宮内さん、やってくれ」ということで、与えられたチャンスに対して1つひとつの仕事をしっかりと行うことにより、采配ぶりが認められていくのでしょう。

 宮内 そうですね。「やらせたらうまくいく」という評価をいただくようになると、いろいろな話を頂くようになります。超党派の議員立法も策定させていただいています。私は、英語が堪能でも、法律を起草した経験があるわけでもないですが、国会議員秘書を25年務めたキャリアを踏まえ、このような調整、取りまとめという面で勝負すべきであると思い、頑張っています。法律が出来上がった際には喜びを実感します。

【文・構成:茅野 雅弘】


<プロフィール>
宮内 秀樹
(みやうち・ひでき)
 1962年愛媛県松山市生まれ。愛媛大学教育学部附属中学校から県立松山東高校を経て、86年青山学院大学経営学部を卒業、塩崎潤衆議院議員秘書。93年塩崎恭久衆議院議員秘書。96年渡辺具能衆議院議員秘書。12年12月衆議院議員初当選(以後、連続当選、現在3期目)。15年10月国土交通大臣政務官。17年8月自民党副幹事長。20年9月農林水産副大臣(菅内閣)。

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