透明性欠くトライアルの決算 連結でないと経営の実態はわからない
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トライアルカンパニーがホームページに掲載している決算は、グループの業績を反映しておらず、決算自体にも恣意性がうかがえ、信頼を置けない。
2021年3月期の粗利益率(売上総利益率)は0.73%で前年度の1.17%より0.44ポイント低かった。トライアルは小売子会社に商品を供給する卸会社で一定の差益を取っているが、率は18年3.40%、19年2.59,20年1.17%と下がり続けている。前期の粗利益額は約16億円減少した。どんな基準で率を決めているのか、毎期恣意的に決めているとしたら、決算の信頼性が崩れる。
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