2024年04月26日( 金 )

台湾・国慶節祝賀講演会 陳処長「第2の故郷に帰ってきて嬉しい」

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

台湾・国慶節祝賀講演会 台北駐福岡経済文化弁事処は7日、ホテルオークラ福岡にて、国慶節祝賀講演会を開催した。中華民国の建国記念日に当たる10月10日を祝賀記念したもので、今年は110年目の節目の年に当たる。

 講演会では、新任の陳銘俊処長(総領事)、山崎拓元自民党副総裁、原田義昭衆議院議員、長谷川裕一(株)はせがわ相談役、松尾新吾九州電力(株)特別顧問、石原進九州旅客鉄道(株)特別顧問、麻生泰(一社)九州経済連合会名誉会長、麻生渡元福岡県知事、呉坤忠福岡県中華総会会長などがあいさつを行った。陳処長は「第2の故郷に帰ってくることができて嬉しい」と福岡勤務となった喜びを示すとともに、台湾を取り巻く国際環境が厳しさを増しているなか、九州・山口の人たちの協力を仰ぎたいと述べた。最後に今月離任する陳忠正前処長が別れの挨拶を述べた。

左:陳銘俊処長(左から4人目) / 右:陳忠正前処長

 新型コロナウイルスの感染防止のため、参加者は招待制で150名に制限、座席の間隔を確保しての着席スタイル、飲食を提供しない形式での開催となった。

会場の様子
会場の様子

 また、宮崎県出身で日本統治時代の台湾に初めて西洋美術を普及させ台湾美術展覧会を創設するなど台湾美術界に多大な貢献をした画家・塩月桃甫のドキュメンタリー映画が上映された。監督・脚本を務めた同県出身の美術家・小松孝英氏は3年の時間を費やして取材・制作を行ったという。九州出身で台湾に渡り台湾社会に貢献した人物は少なくなく、塩月もその1人。台北駐福岡経済文化弁事処から小松氏に祝賀会での上映申し出があり、上映会が実現した。

画家・塩月桃甫 ドキュメンタリー映画上映

【茅野 雅弘】

関連記事