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2021年10月12日 13:30

九州FGの本社ビルが熊本駅近くに完成、11月1日から本社機能を移転

 肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に持つ九州フィナンシャルグループ(九州FG)は、熊本市のJR熊本駅白川口近くに建設していた本社ビル「KFGビル」の完成にともない、11月1日から同市内の別のビルに置いている本社機能を順次移転する。

 九州FGは肥銀と鹿銀が経営統合し2015年10月に誕生。登記上の本店を鹿児島市の鹿銀本店、本社機能は熊本市の肥銀本店に近い同行所有のビルに置き、業務を進めてきた。本社を熊本駅近くに移すことで鹿児島市との往来が容易になり、駅周辺の再開発にも貢献できるとして19年4月に着工した。

KFGビル   KFGビルは地上11階建て。延べ床面積1万6,670m2。同社のシンボルマーク「大樹」をモチーフに、外装ガラスの雁行(がんこう)や庇(ひさし)のかたちで枝葉の広がりをイメージしたという。建設費は82億円。

 2階にビルの総合受付を置き、本社オフィスは9~11階。8階に九州FG証券本社と熊本支店が入居する。

 7階には屋上庭園を設け、セミナールームや社員食堂を配置する。6階は九州デジタルソリューションズ(肥銀コンピューターサービスを11月15日付で社名変更)など九州FGのグループ会社が入る。

 2階の一部フロアと3~5階はレンタルオフィス。IT系企業を中心にすでに8社の入居が内定し、レンタル予定床面積の90%が埋まっているという。

 1階は、繁華街に立地する鹿銀熊本支店が12月6日に移転、開業する。これに合わせて、ビルのオープニングセレモニーを開く予定。

 同ビルは16年4月の熊本地震の経験から、振動を軽くするダンパーを建物内に配置した最高性能の制震構造を採用。停電時に72時間の電力供給を想定した非常用発電機、72時間の利用を考えた受水・排水槽、井戸などを確保している。
 大規模災害時に駅周辺で帰宅困難者が発生した際の受け入れ施設として、熊本市と協定を結ぶ。

 同社は肥銀と鹿銀の一層の融和を進めるため、グループ内の転籍・出向制度を導入した。結婚、配偶者の転勤、介護といった事情で転居せざるを得ない両行の行員が対象になる。

【南里 秀之】

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