2022年06月29日( 水 )
by データ・マックス

発想とデザインで人と街をつなぎ 多様性を重視する「LANDIC na街づくり」

(株)LANDIC ホールディングス
代表取締役社長 中山 朋幸 氏

建築思想に基づくデザイン性が特長

LANDIC na 街づくり構想 well-being MAP
LANDIC na 街づくり構想 well-being MAP

 「私たちが未来に描くミッションステートメントは、人と街を発想とデザインでつなぎ、 素敵な場所や空間をつくり出すことで、そこで得られるここちよい時間を提供することだと思っています」―こう話すのは、(株)LANDICホールディングスの中山朋幸社長だ。

 セカンドリビング・ガレーロがグッドデザイン賞を受賞するなどデザイン性を中心に同社のマンションは高い評価を得てきた。建築思想に基づいたデザインの良さは、LANDICブランドの大きな特長といっていいだろう。同社が提案する「共用部の過ごし方」も特徴的で、新しい生活様式が求められる今、改めて同社が手がける暮らしの提案は興味深い。「都市に自然と暮らすコト」をコンセプトにした、2023年9月完成予定のレジアス大橋では、都市と自然のクロスポイント・福岡市南区大橋の特性が企画に生かされる。西鉄・大橋駅まで徒歩10分にありながら、東側には那珂川が流れており、大きく開けた眺望が同プロジェクトの特長。エントランスを抜けると、植栽が立体的にデザインされた「ボタニカルランジ」が出迎える。同社ならではの「ここちよい暮らし」の提案だ。

23年9月完成予定の「レジアス大橋」
23年9月完成予定の「レジアス大橋」

 同社の事業はマンション開発にとどまらない。21年春には、谷尻誠氏・吉田愛氏が率いる日本を代表するデザイン事務所・サポーズデザインオフィスとコラボして、博多区美野島にカフェ空間や映像ルームを配した複合施設・L+をオープンした。これについて、中山社長は次のように話す。「L+は『暮らしの気付き』を体感できる施設です。当社ではマンション事業を『ファーストプレイス』、L+のようなライフデザイン提案事業を『セカンドプレイス』と定義しています。さらに、糸島市や中央区西中洲では新規でホテル&レジデンス事業も計画中ですが、これを『サードプレイス』としています。多様性が重要視される現代において、こういった当社ならではの開発=『LANDIC na 街づくり』で福岡の発展に貢献できれば」。

22年春開業予定で進められている「L+平尾PROJECT」
3月7日にオープンしたL+ HIRAO(LANDIC HOUSE & CAFE)

住宅に限らない不動産総合事業へ

 不動産市況が冷え込んだリーマン・ショック時、同社も少なからず影響を受けたが、09 年からは再興を図る「LANDICリバイバルプラン」をスタート。金融機関への定期的な決算報告のほか、綿密な事業計画書を作成。完成在庫が少なかったことやリバイバルプランの着実な実行が評価されたことで、厳しい環境のなかでも堅調に業績を推移させることに成功した。リバイバルプランで積み上げた財務力、独自の建築思想に基づいたマンションデザイン、間取りや共用部の提案といった企画力、さらには金融機関はじめステークホルダーとの協調によって、近年は安定して年間250戸を超える新規マンション供給を行ってきた。最後に中山社長は「不動産総合事業を通じて、その街の景色や環境、そしてそこで暮らす方々の『ここちよい暮らしかた』を提供することで、肩肘を張らずに、普段の生活が緑や風、光など、自然の豊かさに触れながら、健康的に過ごせる『well-beingな暮らし』につながるような街づくりを、これからも目指していきます」と締めくくってくれた。

グループ連結売上高(2021年9月):122億2,607万円
└LANDICホールディングス:40億1,937万円
└LANDIC:74億9,304万円
└LANDICリアルティ:34億1,419万円
└LANDICレジデンシャル:3億8,405万円


<COMPANY INFORMATION>
代 表:中山 朋幸
所在地:福岡市博多区中洲5-3-8 アクア博多6F
設 立:1993年12月
資本金:1億3,300万円(グループ合計)
TEL:092-283-3200
URL:https://www.landic.com


<プロフィール>
(株)LANDIC ホールディングス中山 朋幸
(なかやま ともゆき)
1967年3月17日生まれ、福岡市出身。マンションデベロッパー勤務を経て93年12月に (株)ランディック(現・(株)LANDIC ホールディングス)を設立。代表取締役に就任した。 LANDICグループ代表取締役社長兼 GROUP CEOとして強い牽引力を見せるほか、マンションデベロッパーの団体である(一社)九州住宅産業協会の理事を務める。

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