2022年01月20日( 木 )
by データ・マックス

オフィスビルや商業施設の管理運営で地域の持続可能な発展を担う

(株)オー・エイチ・アイ
代表取締役社長 井川 英治 氏

PM事業を通じて福岡のまちを活性化

 「本当に素敵なまちですよね、海も山もあって、食べ物は安くて美味い。なにより、ひとがいい」――福岡のまちをパノラマ状に一望できるオフィスの大きな窓を背に、(株)オー・エイチ・アイの代表取締役社長・井川英治氏は感慨を込めてそう語る。中学2年の時から福岡と歩みを共にしてきたという氏。同社の設立からまもなく20年を迎えるが、そのPM(プロパティ・マネジメント)事業を通じて、このまちの活性化と発展に貢献「できるよう願い続けてきた」。

(株)オー・エイチ・アイ 代表取締役社長 井川 英治 氏
(株)オー・エイチ・アイ
代表取締役社長 井川 英治 氏

   実際、同社の貢献は、各地区のランドマークをなす名だたるオフィスビルや商業施設がずらりと並ぶ、PM物件のリストを一瞥するだけでも明らかだ。中洲の「gate’s」や「AQUA博多」、天神の「ノース天神」、百道浜の「ヒルトン福岡シーホーク」、「M-TOWER」などなど。福岡の地域性を熟知した独立系PM企業ならではの柔軟さと機動力、なにより、「クライアント、テナント、お客様の全員の感動」を第一に考えたきめ細やかな管理運営が各施設の資産価値を高め、それが各エリアに活気を与えるという好循環をもたらしている。「人に恵まれました。社員も含めて、本当にたくさんのいい人に巡りあった」と繰り返す井川氏。その言葉には、ビジネスという営為の本義は何か、改めて問い直させる重みがある。

他者への貢献が会社を持続させる

 このことはまた、井川氏のSDGs観にもよく表れている。たしかに同社は、性別や国籍を問わぬ平等な人材採用、社員の働きやすさと結束を促すイベントの開催、SDGs私募債の発行を通じた地域社会への利益還元など、SDGsに対応する数々の取り組みを行ってきた。だが、同キャンペーンをそのように「ダイレクト」に考えることも重要としたうえで、井川氏はこう語る。

 「私としては、やはり社員教育というものが、企業が持続可能な社会の構築に参与できる1つの道だと思います。どのような業種で仕事をするにせよ、社会に対してどのように向き合うか、個だけを主張するのではなくどのようにひとの役に立てるのか、つまり『存在意義』が明確でなければその会社の発展はない。これを社員に教えることが、本来の意味におけるSDGsへの取り組みといえるのではないでしょうか。」

 人々への貢献があってこそ会社は存続するのであって、その逆ではないというこの考え方こそ、同社が経営姿勢の1番目に掲げてきたもの(「自社・自己の利益・都合を優先せず、常にお客様の利益を最優先に考え行動します」)であり、浮沈の激しいこの業界において同社を持続・発展させてきたものだ。2014年にスタートさせた「10年計画」は順調に進み、次の「10年計画」も固まりつつあるという同社。「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」などの大規模開発で福岡市のオフィス面積は激増し、同社の出番はますます多くなるにちがいない。10年後、オフィスの井川氏の背後には、どんな「全くステージの違うまち」が広がっていることだろう。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:井川 英治
所在地:福岡市中央区天神4-6-7 天神クリスタルビル14F
設 立:2003年10月
資本金:1,100万円
TEL:092-733-2681
URL:https://www.ohi-pm.jp

<プロフィール>
井川 英治
(いかわ えいじ)
愛媛県出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、外資系海運会社に勤務し、(株)大井不動産入社。(株)ホークスタウン代表取締役社長も務める。2003年に(株)オー・エイチ・アイを設立、代表取締役となる。趣味は読書、絵画鑑賞、仲間と酒を飲み交わしながら楽しく過ごすこと。

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