2024年04月26日( 金 )

寿屋破綻から20年(3)サニー、岩田屋から西友、ウォルマート、ファンドに転々

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 経営不振に陥っていた岩田屋は2001年11月、保有するサニー株式の47.7%をすべて西友に譲渡した。九州で総合スーパー11店を展開していた西友は食品スーパー(SM)への進出をはたした。

 サニーは1963年、岩田屋と伊藤忠商事が共同出資で設立した。当時、大商社が小売業を手がけるのは異例で、まして地方のスーパーは例がなかった。岩田屋の中牟田喜一郎社長(当時)の伊藤忠首脳との人脈によるものだった。岩田屋の出資比率は5割未満だったが、社長を送り込み経営を主導。伊藤忠の金融支援もあって事業を拡大し福岡県のSM市場をマルキョウと2分するまでに成長を遂げた。マルキョウが低価格を特徴とするのに対し、サニーは品質と鮮度を売り物にした。2001年当時の売上高はマルキョウ957億円、サニー752億円だった。

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