2022年06月27日( 月 )
by データ・マックス

【現役社員座談会】山口FGは「パワハラしないと出世できない」銀行(3)

 NET IB-Newsなどで既報の山口フィナンシャルグループ(FG)の実態。長年に渡る吉村猛前会長による専横的な経営によって、ガバナンスが機能不全に陥っていることなどを報じてきた。そのためデータ・マックスには山口FGの内部情報が続々と寄せられている。今回は寄せられてきた内部情報を基に独自ルートで取材を敢行、現在の山口FG社内の様子などについて、3人の関係者に鼎談形式で語ってもらった。

(鼎談出席者)
A:退職者
B:現役社員(課長代理)
C:現役社員(係長)

椋梨敬介社長について

山口フィナンシャルグループ    ──新体制の代表として椋梨敬介氏が代表取締役に就任しました。椋梨社長についてお聞かせください。

 A:先ほどパソコンの話がありましたが、椋梨社長は記者会見でアップル社のノートPCを使っていて少し驚きました。銀行でWindows以外を標準にするとは画期的です。

 C:それは違います。標準PCはWindowsで、一部でMacを使っているだけです。

 B:そうそう、Macを使っているのは本部の一部だけです。椋梨社長が使う必要はないと思いますが、彼は何かと格好を気にする人なのだと聞きます。

 C:会社の経費で、好きなパソコンを使っているようなものですよ。先ほどのパナソニックのレッツノートと同じような話ですね。

 A:本部の一部の部署というのは、どこですか。

 B:投資ファンド関連とマーケティング、DX関連の部署です。

 C:投資ファンド関連は、あまり関係ないのではないでしょうか。むしろ、Windowsが業界での標準だと思います。

 B:投資先のベンチャーは、Macを使っているからという理由らしいです。

 A:意味がわかりません(笑)。

 C:形から入るのは山口FGの文化ですから(笑)。

 A:形だけで、本質を掴めていないのではないですかね。

 C:話は変わりますが、椋梨社長が山口大学出身とは知りませんでした。

 A:これまで公表されてきたのは早稲田の院卒でした。今でいうと学歴ロンダリングです(笑)。

 B:そこは、やはり格好を気にする人なのでしょう。バラされて怒っているのではないでしょうか。

 A:山口大学だって立派な大学なのだから、隠すこともないでしょう。学歴はともかく、人物として期待はできるのですか。

 C:何か実績があるかというと、そういうわけではないですね。

 B:吉村氏が、院政のために引き上げたのです。

 A:ZOP(YMFG ZONE プラニング)は、成功事例ではないのですか。

 C:行政相手のビジネスですから、そんなに難しいことをしているわけでありません。安倍政権時の「地方創生」という時流に乗っただけではないでしょうか。政権も変わったし、今後どうなるかは心配ですね。

 B:ZOPではパワハラで辞めた社員も多くて、慕われていたわけではないようです。ZOPの前任の山口銀行小郡支店長の時も、パワハラが酷かったと聞いています。

 A:山口FGでは、「パワハラをしないと出世できない」というルールでもあるのですか(笑)。

 C:「詰める」文化は間違いなくあると感じます。

執行役員の動向

 ──執行役員たちが、社内で右往左往しているとも聞きます。

 A:記事では、何名かの執行役員についても書かれていましたね。

 B:伝え聞くところによると、上層部は大騒ぎだったようです。

 C:もし事実でないなら、抗議すべき話だと思いますね。

 B:それはできないのでしょう。事実ではないと言い切れないから。

 A:吉村氏子飼いの、執行役員の話がありました。

 B:椋梨社長、人事畑のY(1)、企画畑のW、元投資共創部長のY(2)あたりが子飼いと言われています。

 A:みんな若いし、通常であれば役員になれる年齢ではないのですが…。

 C:問題のある顔ぶれです。ある意味では、豪華メンバーともいえます。

 A:椋梨社長は反旗を翻したわけですが、他の人はどうなのですか。

 B:Y(1)は執行役員として残っています。吉村氏に常務まで引き上げてもらいましたが、クーデター後にヒラ執行役員に降格しました。

 C:Y(1)は、給与や賞与の削減を強引に進めた当事者です。社員の反感は大きいですよ。

 B:そういえば、クーデター騒動の少し前くらいだと思いますが、Y(1)のTwitterアカウントができて話題になっていました。なりすましでしょうが、釣りが趣味と書いてあり、かなり本人のことを知っている様子でした。すぐにアカウントが停止されましたが、山口FGの内部告発のようなツイートがあり、クーデター騒動の関係者だったのか、恨んでいる社員の仕業だったのか。

 A:Bさんの仕業ではないのですか?(笑)

 B:Wは吉村に加担したとしてクビにされて、吉村氏と一緒に記者会見を開いていました。

 C:Wは、そんなに悪い人ではない印象です。騒動に巻き込まれた、被害者かもしれないですね。

 B:吉村氏の逆鱗に触れて本部の企画部門から支店長として転出し、執行役員として返り咲いた人。なんだかんだ言って、吉村氏は信頼していたのだと思われます。

 A:まだ若いのに、こんなことになって可哀想ではありますね。

 B:Y(2)はパワハラを内部告発され、吉村氏も庇いきれずにクビになりました。福岡のベンチャー投資会社に転職したという話を聞きましたが、辞めたみたいです。

 A:パワハラなんて(Y(2)だけでなく)ほかにもたくさんいそうですね。

 B:Y(2)のケースは弁護士まで出てきたという話です。告発側も退職覚悟で、とことんまでやる姿勢だったようです。結局、告発した人も退職したのではないでしょうか。

 C:投資共創部長のときにパワハラで詰めていた部下が、急に心労で亡くなったと聞いたことがあります。役員に登用するとは常軌を逸していますね。

(つづく)

【特別取材班】

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