2024年04月19日( 金 )

ネット集客とアナログ販促どっちをやるべき?

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 今回は「ネット集客とアナログ販促、どっちをやるべき?」という永遠の課題についてお伝えします。
 私が不動産の現地集客を提案した際、お客さまから「今の時代、のぼり旗や看板では見込み客は来ない。すべてネットからの問い合わせだ」と、よく言われます。
 いやいや、ちょっと待ってください!本当にネットだけで完結しているのでしょうか?お客さまの動きをフローにしてみましょう。

 子どもも小学校に入学するし、家が手狭になったなあ → 戸建やマンションが欲しいなあ → 検索しよう → ネットで良い物件を見つけた! → 予約しよう!という流れですね。

 ですが、このお客さまの動きには、違和感がありませんか?戸建やマンション販売において、このように完全にネットだけで完結することは少ないはずです。

 実際は、次のような流れになっているのではないでしょうか?

 (A)子どもも小学校に入学するし、家が手狭になったなあ → 何かポスティングが入っていたな → QRから読み込んで検索しよう → なかなか良さそう → ネットで来場予約しよう!

 (B)子どもも小学校に入学するし、家が手狭になったなあ → そういえば通勤中に良く見えるあのマンション何かな? → 現地の看板や幕で物件を知る → なかなか良さそう → ネットで来場予約しよう!

予約までのフロー

 このAやBを見ると、最後のコンバージョン(お問い合わせ)が、不動産ポータルサイトや自社ホームページになっているだけで、それに寄与している「アシストする広告」は表に出てきません。その「アシストする広告」を無視して、最後のコンバージョンだけを捉えて、「ネットが一番」というのはいかがなものでしょうか?

 今どき、電話で予約する人は少ないので、すべてネットのコンバージョンになりますよね。何の広告が一番適切なのか?を迷ったときは、このようにお客さまの流れをフローに書き出すと良いです。お客さまがどう動いているのか、その動線を考えれば、どのような広告が最適なのかがわかります。すべては「顧客ファースト」です。流行りのものに飛びついて、火傷しないようにしましょう。

 次回は、それぞれの広告の特性についてお話ししますね。


<プロフィール>
山本 啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。

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