官民一体の保育園が基山町に開園
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卒園児が続々入社
今春、BUDDYは10人の新入社員を迎えたが、そのうちの3人は何とBUDDYの卒園児。しかも、今年に限ったことではなく、毎年のように卒園児の入社があるというから驚きだ。また、近年は卒園児のなかから東大合格者も何人か出ているといい、先日も鶴丸代表のところにそのうちの1人が挨拶に訪れたという。
「卒園児がウチで就職してくれたり、卒園後も顔を出してくれたりするのは、本当に嬉しく思っています。世間一般には、学生時代の恩師として中学・高校の担任や部活の顧問を挙げる人が多く、幼稚園の先生との思い出は得てして忘れられがちです。そうしたなか、こうして卒園後も我々を慕ってきてくれる卒園児の存在は、『我々の教育方針や子どもたちへの指導法は、やはり間違ってはいなかった』と感じさせてくれます」(鶴丸代表)。
続けて鶴丸代表は、「少子高齢化で子どもの数が減っていますが、先ほどお話ししたように、基山町は福岡市内への通勤圏内で、働き盛りの子育て世代が住むのに適した町だと思います。そうした方々へのお手伝いができれば幸いです」と締めくくった。
基山町長 松田 一也 氏
基山町では、今年4月の診察分から18歳までの子どもの医療費を無料にするなど、子育て支援に力を入れています。ほかにも基山町独自の子育て支援策が多数あります。
今回開園した「基山B-Baby保育園」も、子育て支援の強力なラインナップの1つになると確信していますし、同園をシンボルとしながら、基山町は『日本一の子育て支援のまち』を目指していきます。トラスト不動産開発(株)
代表取締役 早川 雄二 氏トラストレジデンス基山に保育園を併設させていただいたことで、基山町の子育て支援のバックアップ、子育て世代の移住・定住促進など、まちの発展に少しでも貢献できればと思っております。
当社にとって、自治体との協定締結は初めての取り組みです。基山町の魅力を発信し、定住促進や交流人口の増加へとつなげていこうという取り組みは、民間マンション事業による地方創生の新たな試みだと思います。今回の基山町での事例をモデルケースとして、さまざまな地域活性化の取り組みを他にも広げていければ、と思っています。(株)R.E.D建築設計事務所
代表取締役 赤樫 幸治 氏2021年9月の竣工に続き、「基山B-Baby保育園」の開園を迎え、大きな達成感があります。当社で今回の「トラストレジデンス基山」の企画・設計を手がけましたが、その大きな特徴として、基山町と事業主のトラスト不動産開発(株)の間で締結された「まちづくり協定」における子育て支援策の一環で、1階部分に保育施設を設けたことが挙げられます。官民連携のため、普通のマンションと違うところが多く、それぞれの意思疎通の面で難しい場面もありました。この経験は、当社のこれからの企画・設計にも生かしていけると思います。
基山B-Baby保育園にはこれからも、子育て支援に力を注がれている基山町のシンボルであり続けてもらいたいですね。(了)
【新貝 竜也】
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