2024年04月20日( 土 )

スコアアップには道具選びも欠かせない!

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

信川竜太のゴルフ上達への道

golf 先日、新しい武器を手に入れました。ロフト24度のユーティリティです。これまでの僕のクラブセッティングはウッドが1番、3番、5番、7番でアイアンは4番からだったのですが、ついに4番アイアンをバッグから抜くことにしました。学生時代は2番アイアンを使っていましたし、数年前に3番アイアンを7番ウッドに変えた時も心の中で凄く抵抗がありました。アイアンが5番からのセッティングって、なんだかオジサンぽい印象があったからです。(実際に44歳のおじさんですが)しかし、恰好よりも実をとることにしました。その理由はユーティリティのほうが4番アイアンよりも圧倒的に簡単だからです。

 僕の4番アイアンの飛距離は195ヤードですが、ここ数年打ち上げのホールで4番アイアンを使うことを苦手としていました。今の僕のパワーでは、ナイスショットを打ってもグリーンでボールを止める高さのある球を打つのが難しくなっていたからです。打ち上げで4番アイアンの距離を残すくらいならティーショットでドライバーを使わずに3番ウッドで打って、セカンドもフェアウェーウッドを使ったほうがいい。そんな考えにもなりました。フェアウェーウッドのほうがロングアイアンよりも球が簡単に高く上がるので、グリーンでボールが止まりやすいのです。ツアーでも女子のほとんどの選手はロングアイアンではなくフェアウェーウッドやユーティリティを使っていますよね。

 さて24度のユーティリティですが、コースで使ってみると改めてその性能に驚きました。芯に当たった時はもちろん、少し芯を外しても、ちょっと手前から打っても、そして少々トップしてもナイスショットと変わらない飛距離と弾道で飛んでいきます。もっと早く使えば良かったと思ったほどです。
 ちなみにユーティリティやフェアウェーウッドにはロングアイアンと比べて重心が低いという特徴があります。ですから球が簡単に上がってくれるのです。さらに重心深度が深いのでフェースの縦方向の慣性モーメントが大きく、上下のミスヒットに強くなります。そしてフェアウェーウッドとユーティリティの選び方ですが、21度から26度までのロフトがユーティリティの特徴を一番発揮できるロフト角だと言われています。
 僕の場合はウッドが3番(14.5度)、5番(18度)、7番(21度)、そしてユーティリティ24度という設定です。たまに14度くらいのユーティリティを使用しているゴルファーもいますが、見た目の好みはともかく、そのロフト角だとフェアウェーウッドの方がフェース上下の慣性モーメントが大きいのでユーティリティよりもやさしくなると言われています。

ゴルフクラブは様々な形で進化しています。そしてゴルフは道具を使うスポーツですから、道具に詳しくなったほうがいいに決まっています。自分に合ったクラブを使うのはもちろん、自分の長所を伸ばしてくれるクラブや短所をカバーしてくれるクラブを選ぶことも、スコアアップへの大事なポイントです。

(つづく)

▼関連リンク
・NBFスポーツ塾

<PROFILE>
nobukawa_pr信川 竜太 (のぶかわ りゅうた)
1971年3月27日生まれ。(株)スリーバーズ代表取締役。スポーツキャスター、DJ、MC、リポーターとしてスポーツを中心にテレビ、ラジオなどで活躍中。その一方で、ゴルフコーチとしても活動している。信川氏がゴルフの道を志したのは福大大濠高校1学年時。卒業後、フロリダ州ブロワードジュニアカレッジに入学(のち、フロリダ・リン ユニバーシティーに編入)。在学中、トーナメントでタイガー・ウッズの上位に入る結果を残した。2006年1月に(社)日本プロゴルフ協会 PGAゴルフティーチングプロの資格を取得。10年10月、福岡市東区多の津にスポーツ塾を開講した。

 

関連記事