2022年08月20日( 土 )
by データ・マックス

アサヒビール新工場、佐賀県鳥栖市へ~肥前旭駅側で26年操業開始

 アサヒビール(株)(東京都墨田区、塩澤賢一代表)は23日、博多工場(福岡市)の移転先の候補に佐賀県鳥栖市を選定し、土地譲受申込書を鳥栖市に提出したと発表した。

 今後、土地売買契約に係る市議会の議決を経て正式に決定する予定で、新九州工場(仮称)として2026年の操業開始を計画している。

左:新九州工場(仮称)外観イメージ、右:移転先候補地

 アサヒビールは、品質を担保したビール類や飲料などの生産能力を十分に確保できることや、天災などの不測の事態に備えた事業継続計画(BCP)の観点から、鳥栖市を候補地に選定した。

 鳥栖市は九州全域への効率的な供給や十分な水量を確保できる立地であるほか、候補地の敷地面積は博多工場の2倍以上で、想定年間生産量はこれまでの1.3倍となる。

 また、新九州工場(仮称)ではCO2吸収量が排出量を上回る「カーボンネガティブ」の早期実現を目指しており、アサヒグループの次世代生産体制のモデル工場として、エネルギー使用量を従来比で50%削減するなど、製造方法の刷新などに取り組む。

 機能の拡充を通じて、ビール類・ノンアルコールビールテイスト飲料・RTD・アサヒ飲料商品など、グループ全体の多様な商品や容器を製造することで工場の操業度の向上を図ると同時に、鳥栖市の立地特性を生かして、九州エリア内の需給率向上と配送距離の短縮など、物流面の効率化も図っていく。

【代 源太朗】

▼合わせて読みたい
鳥栖市による「農地法違反」問題 法令違反より深刻な行政のやり口(前)

関連記事