2024年04月25日( 木 )

タカラレーベングループ「福岡は重要拠点」

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(株)タカラレーベン西日本

 タカラレーベングループは、これまで主に「レーベン」シリーズの新築分譲マンションを首都圏中心に全国で543棟・3万6,638戸(22年3月時点)供給してきた。グループでは新築分譲マンションのほか新築戸建の供給、中古マンションのリニューアル販売、不動産賃貸および管理、流動化、エネルギー事業などを手がけるが、西日本エリアで新築マンション供給を担っているのが、(株)タカラレーベン西日本だ。現在、福岡・天神で23階建タワーマンションの販売を進めている同社の代表取締役・手島芳貴氏に話を聞いた。
(MIRARTHホールディングス体制への移行にともない、タカラレーベン西日本は、10月1日にタカラレーベン東北を吸収合併し、さらにタカラレーベンから不動産事業などを承継したうえでタカラレーベンとして商号変更する予定)

天神の新たなランドマークへ

レーベン福岡天神 ONE TOWER スカイラウンジ 完成イメージ
レーベン福岡天神 ONE TOWER スカイラウンジ
完成イメージ

 ──レーベン福岡天神 ONE TOWER(以下、レーベン天神)は、創業50周年記念物件ということですが、物件の特徴についてお聞かせください。

 手島 レーベン天神は、当グループとしては福岡県内2棟目、福岡市内では初の分譲マンションとなりました。23階建のタワーマンションは、これまで当グループが供給したなかで最高階層です。緑あふれる周辺環境に囲まれたレーベン天神の立地を生かし、天神の新たなランドマークとなることを目指しました。天神アドレスという希少な立地のタワーマンションは、今後の当グループを代表する物件となるはずです。そういった期待を込めて、創業50周年記念物件とさせていただきました。

 レーベン天神の大きな特徴の1つは、充実した共用部です。2層吹き抜けのエントランスには、クリーニングや宅配便の取次、タクシー手配などに対応するコンシェルジュを配置します。隣接するスペースにはゆったりとしたラウンジも備えるほか、16階には開放的なスカイラウンジも設け、居住者同士での交流も醸成できる仕様となっています。土地や建築費が高騰するなかで、販売戸数を稼ぐことだけ考えれば、共用部の面積を削るという選択肢もあります。ただ、天神のランドマークを目指した物件にふさわしいマンションとするためにも、エントランスなどの共用部を充実させることに注力して、企画させていただきました。

想定を超える反響

 ──1月下旬の第1期販売が早期完売し、第3期販売がスタートするところですが、反響についてはどのように捉えていますか。

 手島 想定を超える反響をいただいており、天神という土地の魅力を改めて思い知らされました。ありがたいことに、第2期販売ですでに110戸超の販売が終了しております。多くの方にご検討いただきたいと思い、中層階や高層階で仕様の異なる企画としました。DINKS向けのコンパクトなものから、ハイグレードな設備や高い天井高を備えた「プレミアムフロア」「エグゼクティブスイートフロア」まで幅広い選択肢をご用意しておりますが、中層階から上層階まで大きな偏りなく販売は進捗しております。

レーベン福岡天神 ONE TOWER 外観 完成イメージ
レーベン福岡天神 ONE TOWER 外観
完成イメージ

    当物件販売責任者の谷内からは、実際に住まわれる方はもちろん、在京の投資家の方にも選ばれていると聞いています。また、「関東から登録日に合わせて来場し、即日ご契約いただいたお客さまもいた。天神ブランドは全国区であることを実感した」と話していたのが印象的です。

 レーベン天神の東側にある須崎公園は2024年3月、レーベン天神の完成と同時に再整備が完了予定となっております。用地取得の時点では、まだ再整備計画が発表される前でしたので、これは意図せず大きな追い風となりました。想定以上の反響をいただくことができた要因の1つとなったといえるでしょう。

 また、天神ビッグバンによって、今後はウォーターフロントエリアの再開発の予定もあり、そうなれば、須崎公園はウォーターフロントと天神の結節点となって、レーベン天神の周辺・北天神エリアはさらに勢いを増すものと考えます。

【吉村 直紘】


<プロフィール>
手島芳貴氏手島 芳貴
(てじま・よしたか)
1974年5月生まれ。埼玉県出身。97年3月に(株)タカラレーベン入社。同社の開発本部開発部長、常務取締役などを経て、2018年に(株)タカラレーベン西日本の取締役に就任。20年5月にタカラレーベン西日本の代表取締役に就任した。

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