2024年04月27日( 土 )

タカラレーベングループ「福岡は重要拠点」

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(株)タカラレーベン西日本

福岡のマンション市場

プレミアムプランのリビングダイニング
プレミアムプランのリビングダイニング

 ──福岡都市圏のマンション市場について、どのように分析されていますか。

 手島 福岡のマンション市場は転換期だと思っています。コロナ禍以前、マンション用地はホテル用地と競合して高騰していました。コロナ禍で少し落ち着いてきましたが、福岡はコロナが明けると一番早くインバウンドも含めて客足が戻ってくる都市です。しかも、天神ビッグバンも進んでいる。そうなるとおそらく、市内中心部はさらに高騰していくのではないでしょうか。

 ──御社では博多区千代でもマンション供給を行っていますが、レーベン天神との大きな違いは何でしょう。

 手島 天神は投資用として購入される方も多いですし、そういった方にもご購入いただける仕様で開発いたしましたが、千代はほぼすべて実需です。千代は都心近接で地下鉄貝塚線やJR鹿児島本線もあり、アクセス利便性が高いだけでなく、目の前が公園という住環境にも優れたマンションです。こういった立地に、コンパクトすぎず広すぎないマンションの供給がなかったことから、主にDINKSや単身者の方から好評いただいております。

 ──今後の供給予定をお聞かせください。

エントランスホール 完成イメージ
エントランスホール 完成イメージ

    手島 タカラレーベン西日本の供給エリアである中国・四国・九州・沖縄の17県では、25年3月期に500戸の新規供給を行うことを目標に掲げています。とくに福岡都市圏は最重要エリアといえます。都市圏における当社の供給エリアは、南は筑紫野市、西は西区姪浜までを想定しています。ららぽーと福岡が開業した竹下・大橋周辺も魅力的ですね。

 他エリアでは実績がありますが、商業施設併設のマンション開発は、チャンスがあれば取り組みたいですね。また、駅前再開発、老朽化マンション再生プロジェクトなどにも積極的に参入していきたいと考えています。

 レーベン天神の供給で福岡における当社の知名度も向上したとは思いますが、実際にモデルルーム来場者の方々にいただいたアンケートからは、富裕層を中心にまだまだ知名度不足を実感いたしました。安定したマンション供給などによって、当社のことを知っていただくきっかけづくりに励んでいく所存です。

【吉村 直紘】


<プロフィール>
手島芳貴氏手島 芳貴
(てじま・よしたか)
1974年5月生まれ。埼玉県出身。97年3月に(株)タカラレーベン入社。同社の開発本部開発部長、常務取締役などを経て、2018年に(株)タカラレーベン西日本の取締役に就任。20年5月にタカラレーベン西日本の代表取締役に就任した。

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