2024年05月19日( 日 )

古賀市のインキュベーション施設を舞台に生み出される“クロスオーバー”

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閉館の温泉旅館を再生

まちづくり共同事業体調印式
快生館でのイベント

 コロナ禍で事実上の閉館となった古賀市・薬王寺温泉の温泉旅館「快生館」。市では同旅館をリノベーションし、天然温泉付きのシェアオフィスやコワーキングスペース、サテライトオフィスなどのインキュベーション(新規創業・新規起業の支援)施設として生まれ変わらせる方針を打ち出し、2021年10月末にリニューアルオープンをはたした。

 リニューアルオープンした「快生館」は、1階部分の旧宴会場をコワーキングスペースとしたほか、カウンターを備えたカフェスペースも併設。2階部分には、元の客室をリノベーションしたオフィスルーム6室(10人部屋1室、3人部屋1室、2人部屋4室)を設けた。また、別棟の浴場をクリーニングして再利用するほか、浴場に隣接した場所にはフリースペースを設け、入居事業者らの交流を促す空間となっている。

 フリーアドレス(月額1万7,600円)やスモールオフィス(月額3万9,000円~24万4,000円)、ドロップイン(1時間550円、日額2,200円)などのワーク利用のほか、イベント・ワークショップや会議・研修などのスペース利用も可能。市外の企業がオフィスとして入居する場合には、進出支援金といったインセンティブを受けることもできる。

まちづくり共同事業体も結成

まちづくり共同事業体調印式
まちづくり共同事業体調印式

    今年4月には、県外から進出した企業3社と、快生館の運営事業者1社の計4社が、古賀市の地域活性化の実現をともに目指していくためのまちづくり共同事業体を結成。同共同事業体には、サテライトオフィス誘致支援事業などを手がける(株)あわえ(徳島県美波町、吉田基晴代表)、恋活・婚活コミュニティの運営事業などを手がけるコミュニティ婚活(株)(神奈川県横浜市、松浦千恵代表)、起業家育成支援事業などを手がける(株)ロコガイド(東京都港区、堀口育代代表)、快生館をはじめとしたシェアオフィス・コワーキングスペースの施設運営などを手がける(株)SALT(福岡市西区、須賀大介代表)の4社が参画した。

 共同事業体の事務局機能はあわえが担い、各社が互いに連携しながら、共同で古賀市のまちづくりに取り組んでいる。その一例として、各社共同によるプロジェクト「古賀ワークスタイル」をスタート。それぞれのワーケーション推進やコミュニティ形成、起業家育成支援、事業イメージ形成の推進などのプロジェクトを通して、地域と企業とのつながりを生み出し、古賀ならではのコミュニティの創出を目指している。

「古賀ワークスタイル」HP
「古賀ワークスタイル」HP

    現在、快生館を舞台に「クロスオーバー」をキーワードとして、市内外の多様な人材の交流により、それぞれ経験や知見などが交差し合い、「掛け算」することで新たな価値を生み出していく取り組みを行っている古賀市。クロスオーバーによる今後のさらなるユニークな取り組みや新たな動きに期待したい。


<INFORMATION>
快生館

所在地 :福岡県古賀市薬王寺95
営業時間:午前9時~午後8時(月~土) 
定休日 :日曜・祝日
TEL :092-410-4771
URL :https://kaiseikan.info

古賀ワークスタイル
URL :https://koga-work.style

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